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ゆるぼいるど<Season.1>

ゆるぼいるど…とは?

外見はゆるいけどハードボイルドな「にゃんもげら」のジャック。
2016年~2018年ごろにシリーズ化してツイートしていました。
基本となる数枚のイラストを用いて、ジャックがなにか言う、というスタイルです。

2022年に過去のツイートを喜んでくださる方がいて再開しました。

本記事では<Season.1>として、2016~2018年ごろの内容を収録します。
こちらでは、絵はあえて当時のものを使用しています。
イラストをリニューアルした後の<Season.2>との差を楽しんで頂ければ幸いです。

まとめると60話もありました。
結構ありましたね。約7,000文字です。


ゆるぼいるど

01:2016年10月26日

よう、坊や。迷子か。
俺の街だ、なんて言うつもりはないぜ。
俺たちの街だ。好きにやりな。


02:2016年10月27日

よう。また会ったな、坊や。
もう陽が暮れるぜ。
路地には荒っぽい連中もいるから気をつけな。


03:2016年10月27日

ジャズか。たまにはスタンダード・ナンバーもいいもんだ。
ドライ・マタタビィーニだ、旦那。よく冷えたやつをな。


04:2016年10月28日

よう、坊や。
まだねぐらは決まらんか。
腹が減ってどうしようもないときは『にゃめし』に行け。
大将に「ジャックに聞いた」って言や、気前よく入れてくれるぜ。


05:2016年10月29日

手紙「失敗ばかりで嫌になります」
なにをやっても、うまくいかないときってのはあるさ。
また機会はある。
爪を研ぐのさえ、忘れなけりゃな。


06:2016年11月1日

多額のネコマネーが動いてるって?
ずいぶん鼻息が荒いな。そうあわてるなよ。
一番立派な猫じゃらしを掴んだやつが、必ず勝つってわけじゃないぜ。


07:2016年11月2日

よう、坊や。
港はいいものだな。
ここでは葉巻に火をつけず、潮騒混じりの朝のにおいを愉しむのも悪くない。


08:2016年11月2日

記憶まで、炭になるわけじゃないさ。
過ぎたことは忘れてしまえ。
必要な思い出だけ胸に仕舞っておけば充分だ。
さて、こいつを火種に一服するか。


09:2016年11月2日

ほう、今日はピアニストが入ってるのか。
荒削りだが、悪くないな。
旦那。ニャミングウェイが愛した、マタタヒートを一杯、貰えるか。


10:2016年11月3日

手紙「どの道を選ぶべきでしょうか」
たとえば眼の前に、いくつかの"あたり"つきのツナ缶があるとする。
すべて"はずれ"かもしれないし、"あたり"があるかもしれん。
さて。おまえはそれを、誰かに選ばせていいのか?

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