大好きな漫画が終わりました。

今週のマガジン48号でダイヤのAが完結した。

正直がっかりだ。
なぜなら完全に打ち切りのように思えてならなかったからだ。

センバツをすっ飛ばした分、夏の甲子園で強者たちとの戦いを存分に楽しめると思っていたのに、描かれずに終わるのは物足りなすぎる。

1番ダイヤのAにどハマりしていた中学生の私ならこのように文句を垂らして終わりだろう。

ただ、沢村栄純の成長と一緒に心身共に成長してきた今の私はもう少し想像できる。

(出版関係の知り合いなどいないので完全に憶測の範囲だが)何か打ち切りになる理由があったのだ。

作者の体調などの問題なのか、出版社側の都合なのか、人気が低迷してきているのかなどいろんなことが可能性としてはあるだろう。

個人的な考えだが、一人ひとりのキャラクターを大切に描いてきた作者がこの結末に満足しているように思えない。

できることなら一読者として、甲子園で巨摩大藤巻の本郷や白龍の美馬とバチバチに戦うところが見たかった。

沢村、降谷、春市が3年生になって甲子園を目指す展開も見たかった。

そんな願いも虚しくダイヤのAは最終回を迎えた。

その事実が私に現実を見せてくる。

人気漫画のダイヤのAですら作者の思い描く理想的な結末を迎えられなかったことが(勝手に私がそう思っているだけ)、社会の厳しさそのものを私に訴えかけているように思えてくる。

私はこれから思うようにいかない社会に飛び込んでいかないといけない。

漫画の世界に転がっている気持ちいい展開はなかなか現実では訪れない。

自分の一生懸命な努力が報われないことも多々あるだろう。

自分の正義を捨てなければならないこともあるだろう。

甘やかされてきた私には未知の世界だ。

私は不安でたまらない。

だから、漫画や小説の名言やら名シーンを寄せ集めている。

ことあるごとに見返すために。

ダイヤのAにはいろんな名言があるが、鵜久森高校の梅宮聖一の言葉が1番気に入っている。

「諦めることは1番簡単で1番つまんねぇことだ」

こんな熱くて、恥ずかしくて、恥ずかしくて、熱いセリフに私は救われてきた。 

多分今後も救われるだろう。

他にも数々の名言、名シーンがダイヤのAにはあるので、いつかランキング形式で記事を書いてみようと思う。

中学生くらいから私の生活には切り離せない存在になっていたので、1週間の楽しみが一つなくなるのは悲しい。

それくらい好きな作品だった。

ここまでいろいろ書いてきたが、寺嶋裕二さん本当にお疲れ様でした。

あれ、鵜久森と帝東の試合っていつ描くのだろうか??

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