2021年4月の記事一覧
夢からはみ出した耳と角
銀色の日
よく曇った日で、銀色だと思ったのはその空のことだったか、いただいたロールケーキに添えられたフォークだったか、それは詩を書き出したノートの鉛筆だったか、もうわからないけれど、あの日は銀色だったと、後になってそう思う。
四月の初め、星丘へ行ってきた。
入り口から一歩踏み込めば、そこからいっぱいの緑で、どちらへ進めばいいのかわからずに、奥の草原へ進んでいくと、ウクレレの音がしてきて、音のす
銀色の日
よく曇った日で、銀色だと思ったのはその空のことだったか、いただいたロールケーキに添えられたフォークだったか、それは詩を書き出したノートの鉛筆だったか、もうわからないけれど、あの日は銀色だったと、後になってそう思う。
四月の初め、星丘へ行ってきた。
入り口から一歩踏み込めば、そこからいっぱいの緑で、どちらへ進めばいいのかわからずに、奥の草原へ進んでいくと、ウクレレの音がしてきて、音のす