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ChatGPTに歌詞を書いてもらって曲を作ってみよう

ヒダリというバンドで主にギター、ボーカル、作曲を担当しています太田ヒロシと申します。

今回は文章生成AI「ChatGPT」に作詞してもらって曲を作ってみようというソロ用の企画の第三弾です(自分の中で)。

過去の作品はこちら。
第一弾↓

第二弾↓


タイトルを考えよう

これまでの経験からChatGPTはただ「歌詞を書いて」とお願いするだけではベタベタなJ-POP風の歌詞しか書いてこないのは分かっています。
そこで、まずはタイトルから「面白い曲のタイトルを20個考えて」とお願いしました。

ちなみに使用したのはChatGPT4ではなく無料で使えるChatGPT3.5の方です。(BingでChatGPT4が使えるのは後から知りました)

「ネオンのマジック」というのが自分の中で引っかかったのでそれで進めていきます。

歌詞を書かせる

肝心の歌詞ですが「独創的な」という注文をつけて書いてもらいました。

んー、なんかイマイチ。今度は「支離滅裂な感じで」という注文をつけてみます。

なんか面白い感じになってきました。
とりあえずこれで作曲してみます。

作曲してみる

さっそくAメロの歌詞にこんなメロディを付けてみました。

なかなか良い感じ。

が、その続きが上手く歌詞にハマるメロディが出てきません。
そうこうしているうちに歌詞は関係なくサビのメロディだけ浮かんできました。

第一弾、第二弾のときはChtatGPTが書いた歌詞をほぼそのまま使ってそれに曲を付けただけなのですが、今回は一部メロディ先行で歌詞を書かせることになりました。

ChatGPTは文字数のカウントが苦手

サビがメロディ先行になってしまったので文字数を指定して歌詞を書いてもらうことにしました。

ぜんぜん文字数が合ってません。。何度やり直しても同じです。

どないやねん。
どうもChatGPTは文字数のカウントが苦手な様子。
いろいろ検索してみても「文字数を指定しているのに全然守ってくれない」という意見をたくさん見かけます。

そんな中、ChatGPTに「プログラミング言語として文字を認識させて俳句を書かせる」というのをやっている人がいました。
見よう見まねでやってみます。

なんかイマイチ。。

作戦変更

文字数を指定して書かせるのは無理っぽいので、「とにかく大量に書かせてその中から言葉を選んでいく」という作戦に切り替えました。

「Chorus1を踏まえてChorus2を考えて」とか、「〇〇に入る言葉を考えて」みたいなやり取りを何回もします。
結果、トータル約70往復ほどのやり取りになりました。

何回書き直させても文句を言わないのはいい笑

完成

ということで完成した歌詞が以下です。↓

“ネオンのマジック”

ネオンのマジック、キラキラと踊る
ドロップキックのエイリアンが宇宙飛行
ピンク色の雲が地球を包む
お化けのダンスパーティ、クレイジーな夜

ゾンビがハイタッチ
ふざけて踊る
時計の針が刻むリズム
ネオンの影に潜むスリル

夢の中へダイブ
魔法は解けない
心はまるで広い迷路
迷い込んだ不思議な迷路

カラフルなパレード 騒がしい街に
コントロールが外れた衝動のハーモニー

カエルがハイジャンプ
飛び跳ねて歌う
響くはリリカルなリズム
ネオンの世界に溺れてる

パジャマで寝るタイプ
寝ぼけて転ぶ
夢の中で見たショータイム
カラフルなゾウがおどけてる

フリーキーなリリック
スペイシーなキャデラック
ドリーミーなメロディが
最高の気分さ

出来上がった曲はこちら↓

まとめ

制作期間は作詞からレコーディング完了まで2週間ほど。
今回はけっこう苦労しました。曲先で歌詞を書かせるのはなかなか難しい。

とはいえ、自分のように
・歌詞を書かない(書けない)
・基本的に詞先で作曲する
人にとってはChatGPTはかなり使えるツールだと思います。

今までバンドメンバーに歌詞を書いてもらってからじゃないと曲が作れなかったので自分にとってはかなり大きな存在になってます。

年内に7~8曲入りのソロアルバムを作るという目標もできました。
サボらなければ多分余裕です。

お知らせ

ヒダリの約12年ぶりの新曲が配信リリースされております。
こちらはバンドメンバーが最高の歌詞を書いてます。

また、WEBデザイナーとしてバンドやミュージシャンのホームページに特化したWordPressテーマ(ホームページのテンプレート)「zousanrecords」を制作しております。
ミュージシャンのホームページ制作をお手伝いします。


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