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左玉の組み方 対四間飛車編 54銀型

 こんにちは。メロンです。今回から何回に分けて四間、三間、向かい飛車の順に簡単に仕掛けや成功例を解説していこうと思います。まずは四間飛車から!

 今更ですが左玉は先後で駒組みが少し変わってきます。ただし目指す形は一緒なのであまり難しく考えなくてもいいですよ。今回はわかりやすく左玉が先手の場合で書いておきます。

四間 分岐

 今先手が58金と上がった局面
高田流なら66角型ですがメロンオリジナルでは77角で角交換を誘います。
取ってきたら同桂で手順に桂を跳ねることができ、気持ちいい。

 ここが分岐局面で、54銀と出て65歩を狙う指し方と、44銀から棒銀を狙う指し方があります。

 今回は54銀と出た場合を解説します。

四間 54銀型

四間 54銀型2

四間 54銀型3

四間 54銀型4

 一気に4枚貼りましたが詳しい解説はのちにして、今回は簡単にします。
 54銀と上がった瞬間、歩を取られてはまずいので角交換して77桂と歩を守ります。

 そしてお互い指しあって二枚目になります。
 四間飛車から向かい飛車に変わっていますが、四間のままでは歩交換もできないからです。もししたいなら54の銀を一回引いて繰り出す必要があり、手損がひどくなります。

 3枚目、後手が満を期して端攻めを開始します。
2筋は長年の経験から多くの場合28で受けたほうがいいです。
先手困っているように見えますが、一回66角と打ってから17桂として16香18歩から桂香交換して4枚目。

 玉頭に狙いをつけ、同歩なら83歩同銀84銀同銀83歩で技が炸裂します。
84歩では冷静に86香と力を蓄えるのも有力。

このように左玉は相手の攻めに乗じてカウンターを決める戦法です。
先に攻められても攻めている場所が違いすぎるので問題ないわけです。
この角を打って玉頭から突破するのが左玉の主な攻め方の1つです。

 次は最初の図で44銀とした場合を解説します。
お楽しみに!!

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