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【生活日記】2023年4月19日 MUBI創業者のインタビューを視聴。中国語ビデオレターを友人に送る。

8時50分起床 9時出勤
先月同僚に振ったはずの業務が私にアサインされていて驚く。もしかして手がついていないのだろうか…とりあえず水曜日のタスクを黙々とこなす。

MUBI創業者のエフェ・カカレルが数年前に登壇したイベントの映像をチェックする。2019年の時点での発言。「最大のマーケットはイギリス。Netflix・Amazon・Skyに続いてMUBIが業界第4位。アメリカで私たちのことはだれも知らないので10倍以上になる見込みがある。イギリス・フランス・ドイツではマーケティングに一切お金をかけていないのに成長している。これからは東南アジアに手を広げる。マレーシアではこの7月、インドでは2週間前にローンチしている。」

Netflixが配信作品を揃えるために膨大な資金を投じているのに対して、MUBIは年間365本+α(その大半がインディーズ映画)。ストリーミングのインフラ維持にかかる費用は登録者一人に対して年間4ドル。NetflixやSpotifyは10ドル(この辺の数字が正確かは不明)。いずれにしてもMUBIの利益率は非常に高いのでヘルシーなビジネスができているとのこと。

実際にバランスシートを見たわけではないので何とも言えないが、サブスクの巨人に挑むエフェ・カカレルのチャレンジはかなり成功しているように思える。ぶっちゃけ日本のマーケットなど無視したとしても痛くも痒くもないのでは。いち課金者としては複雑な気持ちだ…

最近ハマっている青空文庫ディグ。江戸川乱歩が遺したエッセイの類がないか調べると『自作解説 怪人二十面相と少年探偵団』という文章を見つけた。乱歩が二十面相シリーズを書くきっかけや印税関連まで、知らない話がたくさん語られていた。

 私は最初少年ルパンものを狙って、題も「怪盗二十面相」とつけたものだが、そのころの少年雑誌倫理規定は、今よりきびしく、「盗」の字がいけないということで、語呂は悪いけれど、「怪人」と改めた。筋はルパンの焼き直しみたいなもので、大人ものを書くよりこの方がよほど楽であった。

江戸川乱歩著『自作解説 怪人二十面相と少年探偵団』

メルカリで見つけた逸品。90年代初頭の中山美穂のVHSセット。少し心が動いてしまった。メルカリで珍品探しも悪くないかも。

夕方に卯辰山の展望台で中国人の友人に宛てたビデオレターを自撮りする。結婚式で流すらしい。1分程度の中国語を話す必要があるのだが、なんせすっかり使う機会がないので言葉が出てこない。四苦八苦しながらも撮影し、夜にWechatで送信。「何度も見返した。心のこもったお祝いの言葉に感謝します」とメッセージが返ってきた。しばらくチャットのやり取りをしていて彼が上海の自動車企業に勤めていて、ちょうど大規模な国際展覧会が終わったばかりだと教えてくれた。欧米からのゲストをもてなし、自社製品を売り込んでいる写真も送られてくる。働き盛りの青年が「自分の会社が世界をリードしている」という実感を持って働けるのはとても幸せなことだと思う。翻って日本の労働者にそんな体験があるかと問われれば、失われた30年の間に一度もなかったのではないだろうか。経済的に勢いのある国の様子を傍目に観ながら、スープストックでガタガタ言っている悲しい我が国の行く末を憂いた。

夜はKさんとやよい軒。帰宅してからYouTubeを観ているうちに気絶。

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