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#22 常に岩屋寺の心を持っておきたい(230603)

どうも。整骨院の先生に「運動不足も甚だしい」という趣旨のお叱りを受けました。お箸を持たない方でお箸を持つ者です。

台風2号による大雨の影響なのか、自宅のネット回線が繋がらなくなってしまいました。
少し苛立ちながらも、台風の動向やら被害状況やらが気になったのでテレビを点けたところ、テレビも映らなくなっておりました。

まあそういうこともありますよね。自然には敵いませんね。
皆さんがお住まいの地域には被害等ありませんでしたでしょうか。なくあれ。どうかなくあれ。

ネットもテレビも使えなくなって、何せ現代っ子ですからそりゃ最初は狼狽えに狼狽えましたよ。現代っ子ですから?
モデムの再起動を何度も繰り返して、再起動前と同じランプの点滅パターンを示される度に「えええええ」と律儀にリアクションを取っておりました。一人で。
おかげでほんの少しだけリアクションスキルが向上したように思います。

でも本来であれば、あらしのよるに身の安全が確保できていたということだけでもありがたいなぁと感謝すべきじゃないですか本来であれば。

それをやれネットが繋がらないだのテレビが映らないだのと何を贅沢なことをのたまわっているのだ自分はと、少し冷静になってからは戸惑いイラついていた自分を大いに恥じましたね。

そうです、僕は四国八十八ヵ所巡礼をしている時の大泉くんのように謙虚であらねばならなかったのです。45番、岩屋寺です。ありがたいなぁ。

今はテレビとネットから隔絶された(とは言ってもスマホは使える)この状況をだいぶ前向きに捉えることができています。いやーありがたい。

テレビからもネットからも切り離された(とは言ってもスマホは使える)自宅なんて、普段であれば自ら進んでコードを引き抜かない限りは作り出せない環境じゃないですか。
コードを抜いて両者を断ったとしても、何かの拍子にどうしてもそのことが頭を過ぎってしまうと思うんですよね。変に意識してしまうと思うんです。

でも今はコードが繋がっているかどうかなど関係なく問答無用でテレビもネットも使えない(とは言ってもスマホは使える)わけですから、逆に諦めがつくんですよ。
そうなると余計な雑念を処理するのに貴重な脳の容量を割かなくて済むわけです。あぁ、ありがたいなぁ。

管理会社の方曰く、すぐに復旧させるのはどうやら難しいらしく、この土日はテレビとネットを断った(とは言ってもスマホは使える)暮らしを送ることになりそうです。

脳の容量を普段より多く使える(と勝手に思い込んでいる)今のうちに何をして過ごしましょうかね。

ノモンハンに秋を呼ぶのもいいですね。
村上春樹の新刊もこの間父親から借りてきたところなんですよ。

何かしらの創作がこの上なく捗るような予感もします。
デッサンの練習をするのもありですね。(スケッチブックと書籍を買って満足している。)

高校数学を勉強し直してみるのも良いかもしれません。今ならスッと頭に入ってくるような気がします。おそらく気がするだけです。

こうあれこれと考えられるのもテレビとネットが使えなくなってくれたおかげです。いやーありがたい。ありがたいなぁ。


ところで、この記事はスマホでテザリングをしながらPCで書いているのですが、テザリングっていったいどれくらいの通信量を食うんでしょうか。

通信量が足りなくなった場合には大家さんなり管理会社さんなりプロバイダーさんなりがその分の埋め合わせをしてくださるということでよろしいんですよね。少なくともクリームパンはいただけると思っていていいんですよね。

まさかこれで喧嘩に発展するなんてことはありませんよね。いやまさかね。


中島みゆき『狼になりたい』

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