見出し画像

【オランダ代表】国際親善試合:vsアイスランド代表戦に見るオランダ代表の傾向【EURO2024の予習】

こんにちわこんばんわ、ひだりです。

ユーロ2024レビュー企画にお誘いいただき、担当国 抽選の結果、オランダ代表を担当することになりました。

どこが当たるかな、ガッチガチのうんこ守りチームとかいいぞ、なんてドキドキしながら抽選を待っていたら、まさかのオランダでビックリほえーしてるうち、管理人のwindtoshさんから、W杯ヨーロッパ予選では tanalifeさんがオランダの試合書いてたなんて話をお知らせいただきました。パイセン!

町田組とオランダ代表の、なんだか縁ですねーなんて話をしておりました。
ゼルビアとはあまり関係しないなにかですが、勝ち進み具合でしばらくEURO記事が挟まります。
ゼルサポのみなさまも、気分転換のひとネタくらいにお楽しみいただけると幸いです。

さて、オランダ代表の初戦は今晩22時キックオフ、ポーランドとの対戦。
ポーランドはレバンドフスキのいるチーム、ロシアW杯の時に日本代表がパス回しだけして攻めず時間稼ぎ、そこまで0勝だったポーランドに勝利を譲り日本はペナルティポイント差で決勝ラウンドに駒を進めた時の、あの対戦相手ですね。
対策でポーランド見るまでは流石に時間がないため、本番の様子を見ていこう。

とりあえず、現在のオランダ代表がどんなサッカーをするのか、把握しておきたいということで、DAZNで見ることのできる国際親善試合アイスランド戦を見てみた、この記事は自分の参照用を含めたそのメモです。
実は新横浜のホテルで、チビがギャン泣きする部屋の中でこれを書いてますw

少し急ぎで進めたため、普段から海外サッカー見てる方からするとツッコミ所だらけかもしれません。ご容赦ください。

それではどうぞよろしくお願いします。


オランダ代表 EURO2024メンバー

■オランダ代表最新メンバー
※24/6/29発表
(EURO2024)

▽GK
13 ユスティン・バイロウ(フェイエノールト)
23 マルク・フレッケン(ブレントフォード)
1 バルト・フェルブルッヘン(ブライトン)

▽DF
2 ルシャレル・ヘールトロイダ(フェイエノールト)
3 マタイス・デ・リフト(バイエルン)
4 フィルヒル・ファン・ダイク(リバプール)
5 ナタン・アケ(マンチェスター・C)
6 ステファン・デ・フライ(インテル)
15 ミッキー・ファン・デ・フェン(トッテナム)
17 デイリー・ブリント(ジローナ)
22 デンゼル・ダンフリース(インテル)

▽MF
8 ジョルジニオ・ワイナルドゥム(アルイテファク)
14 タイアニ・ラインデルス(ミラン)
16 ヨエイ・フェールマン(PSV)
20 イアン・マートセン(ドルトムント)
24 イェルディ・スハウテン(PSV)
26 ライアン・フラーフェンベルフ(リバプール)

▽FW
7 シャビ・シモンズ(ライプツィヒ)
9 ボウト・ベグホルスト(ホッフェンハイム)
10 メンフィス・デパイ(A・マドリー)
11 コーディ・ガクポ(リバプール)
12 ジェレミー・フリンポン(レバークーゼン)
18 ドニエル・マレン(ドルトムント)
19 ブライアン・ブロビー(アヤックス)
21 ジョシュア・ザークツィー(ボローニャ)
25 ステーフェン・ベルフワイン(アヤックス)

https://web.gekisaka.jp/pickup/detail/?214633-214633-fl より引用

MFフレンキー・デ・ヨング(バルセロナ)
MFトゥーン・コープマイネルス(アタランタ) が負傷のため不参加。
代わって
MFイアン・マートセン(ドルトムント)
FWジョシュア・ザークツィー(ボローニャ)
を追加招集。

オランダ代表vsアイスランド代表戦(6/11開催)

いまのオランダ、伝統の433じゃないのね。
でもワイドを活かした攻撃やポジションバランス433じゃないからこそ選手の上下動で流動性ある展開できる感じは、イメージするオランダとしては違和感ない。
あとやっぱデカいよね全員。技術もさることながら、オランダは大前提デカいのがポイントに見える。身体能力に恵まれた選手が更に技術的にうまく、個ベースで息を合わせられるので強い、そういう感じのイメージ。

基本フォーメーション3241(325)-3421

基本3バック、3241(325)。
CBファンダイクが深い位置を取り、左右CBがやや高めに出て3CBで▼の形を取る。
ボランチは▼に対する中央正面に1、もう1人はハーフスペース付近に位置取り、3CB▼と前の41を使った攻撃をつなぎ、サイドへ・縦へ・時に対角へとボールをつなぐリンクマンのような役割を負う。

ボール保持

左右CBとボランチ、ウィングも上下動して絡んでのビルドアップには安定感がある。センターライン付近で125W2の形で崩しを狙う姿は左右CBが一般的な442におけるボランチ、ボランチがIHのような振る舞いに見える。後衛ビルドアップとしては前重心でも、一番後に守り神ファンダイクがいる安心感が大きい。

前5枚での攻撃は5枚が自在に縦関係を入れ替えながら前進、アタッキングサードでFWとWBが最終ライン裏を取る動きを頻繁に狙う。
ゴール前ニアか中央か大奥のウィングか、相手ゴール前に侵入する前線へ1.5列目〜2列目のパス出し、あるいは前線を囮とした侵入を繰り出し、相手陣地を分厚く攻め立てる。
裏取りもポゼッション侵入も相手ゴール前ギリギリまで選択肢を残すアタックがエグい。

ガクポはWB位置ながら高めの位置をほぼほぼ取り続けドリブルでのアグレッシブなアクションが多くてなんだかめちゃくちゃ目立つ。

ボール非保持

守備はまずボール保持者前方の選手の個のプレスからスタートする動きが多い。外誘導してサイドでの奪取がやや多い印象。

チーム全体で連携守備の色は薄いが、前5枚が縦関係を調整しながら動いているため、選手同士の距離感はコンパクトなため、個のプレスでボール保持者を中盤に押し留めた際のセカンドプレスの囲い込みは早い。

ネガトラ

ボールを失った際は、非保持同様、個のプレスやチェイスが初手。中盤で時間をかけさせるうちに3CBがライン合わせて体制を整える。

相手の出方に応じてWBが下がり4バック5バックも形成する。後半はリトリート時に442っぽいコンパクトなブロックも見せていて、5バックでものすごい引く、という守備はあまり見えなかった。

アイスランド相手だとそこまで致命的なネガトラ機会がそもそもなかったので、それ以上の特別目立った対応は見られなかった。本戦ではテンション全然変わってくると思うので、どんな振る舞いをするかは実際の試合を観ていきたい。

ポジトラ

基本的には奪ったところからビルドアップを開始という印象。ボール保持時につながる。

結果

🏆国際親善試合
🆚 オランダ 4-0 アイスランド
⚽️
1-0 (23') シャビ・シモンズ
2-0 (49') フィルジル・ファンダイク
3-0 (79') ドニエル・マレン
4-0 (90+3') ボウト・ベグホルスト

雑感

ファンダイクを背骨に3CBの▼がビルドアップ隊の役割を成すことでそこから前の陣容を厚く攻撃打開に向かわせるサッカー。
WBはガクポが高め張り、右はウィングやIH降りてパスでゲームを作る組立が多かった。

基本的にはボール保持の時間を長くし、相手守備の隙を探るのが基本線。
前線の動き出しも活かして仕掛ける時は一気にフィニッシュまでが速い。
裏抜け活かしたスピーディーな攻撃を初手とするが、前線にかかる人数も多い分、ゴール前でつなぐ打開もできる。


アイスランド戦は親善試合ということもあり、中盤争いのテンションはややぬるめ。
チームでの連携というより選手の技術・理解度の高さを生かした個プレス起点の守備がEURO本戦でどれだけ締まったものになっていくかは実際の試合で様子を見たい。

アイスランド戦の映像は画面の画角がやや見づらく、オランダの布陣全体の見通しづらい局面が多く、誰がどう動いているかやや把握しづらかったの。
スケジュール余裕あれば予選も見たかったなー。まあ事前準備としてはこんなもんかなと。

なにより、サッカー、おもしろいわ。悶々してるなら自分にとって新しいサッカー見てるのもマジで楽しいわ。EURO2024はアベマで、アマプラでは南米のコパも見れます。オススメ。

それでは今夜試合楽しみにしています。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?