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横浜FC戦 試合前プレビュー(2022年 J2 第33節)

こんにちわ。ひだりです。

先週パワーを使いすぎた影響と仕事の忙しさ、子どものケアなど積み重なって、今週はなかなかしんどいです。。

早めに上げたいな思いつつフルマッチチェック等していたら、試合前日になってしまいましたので、ちょっとざっくりですが、今節気になるポイントをまとめます。

参考記事

今年のJ2勝敗から考察

横浜FC 直近の勝敗を見ていくと、

ここ5試合のところで首位・横浜FCを下したのは、相馬大宮と秋田いわて。
奇しくも、過去にゼルビアを率いた経験を持つ両監督が指揮するクラブが勝利しています。

また、横浜FCは、今年、実は秋田にも勝てていません。

 第15節 秋田1-0横浜FC
 第25節 横浜FC1-1秋田

これら3チームはいずれもファイトする姿勢が光るスタイル。

「闘う姿勢」は相馬体制時代(あるいはそれ以前)から続くゼルビアにとってレガシーです。
ポポヴィッチ体制でも戦術以前の基盤として、闘う部分が継承されていることは、先週の大宮戦における中盤バトルでも証明できたように思います。

アグレッシブなボール奪取と奪取後の攻め切る速さ、今のゼルビアがやり切れれば、勝利をもぎ取る可能性も十二分にあります。

両チームとも3421のミラーゲームになる可能性が高い1戦。
互いが互いの良さを出し合い、消し合う膠着の中で、ゼルビアはバイタルエリアやサイドでの瞬間的な連携で、横浜FCはスペースを意識した連動と個の決定力で互いを突き合うゲームが想定されます。

横浜FC視点での町田攻略

一方、上にあげたような、これまでの対戦結果をふまえ、町田のハードワークを理解している横浜FCも当然警戒しています。

・ここ最近の横浜FCの戦いを見ると、前線からのチェイスにはそこまで重きを置いていません。
むしろ目立つのは、相手に押し込まれた状況でもボール奪還後に鋭いカウンターを狙う意識です。

守備時532の3のうちボールサイドの2名+近い選手1名が挟撃して回収〜回収後に長短のパスで空いたスペースを突く。アタッカーもそのスペースに入り込む準備が出来ている。

ボール奪取から素早く攻め切る意識は、岡山戦での、自陣コーナーキックの跳ね返しから逆襲高速カウンターで決め切った決勝点にも表れています。

ミラーゲームで潰し合いになりやすい点と、町田に前向きなDFをさせない工夫として長めのボールでの前線当て、または町田の3バックの脇、高めに上がったサイドの裏狙いのロングボールも交えてくるものと思われる。(アウェイ横浜FC戦でもサイド裏狙いの突撃はかなり多かった気がします)

長いボールを織り交ぜることで、町田DFラインを押し下げ、中盤の制圧も狙いたい。

横浜FCの強さ

・新潟や仙台を相手にしても勝ち切れる横浜FCの強さは、決め切れる前線の存在が大きい。
・特にパスサッカーベースのチームには、賢くもスピーディな走力とFWの決定力で押し切れる実力を持つ
・J2ダントツ得点王の小川航基はもちろんサウロ・ミネイロ、伊藤翔に長谷川竜也、全線のタレントは普通にJ1級。人を替えてもそれぞれのストロングで異なる決定力を発揮できるのが強み。
・理不尽な破壊力を持つ陣容のため、自由を与えDFと1対1の状況を作らせてしまうと、90分抑え切るのは実に至難の業。かつ、長短問わず、チーム全体がスペースをうまく使う方向で意識が統一されているので、全部を全部抑え込もうとするのも現実的ではない。

町田の対策

半歩の距離までこだわって寄せる

・良い形でボールを出させない、良い形でシュートを打たせないための寄せが重要になる。エグい攻撃が数十分に一回は来るつもりで対処しなければならない。
半歩の距離の寄せで大分戦のサムエルのようなシュートが飛んできてもおかしくないので、交代策ふくめチーム全体が集中を切らさない対応が重要になる。

相手サイドとの攻防

・サイドからの攻略アプローチは、ボール前進とサイドの裏狙いと、基本的に横浜FCも町田も狙うところは近いものになりそう。

相手サイドとの攻防が続く展開になると思いますが、突破できればチャンスが来ます。(当たり前ですが)

バイタルエリアの活用

横浜FCの守備時532のブロックを敷く5と前にプレスをかける3の間にスペースが埋まれやすい傾向があるため、押し込んだ状態でバイタルエリアに入る選手にパスを差し込むのは有効っぽい。

このアプローチ、というか今回の試合の全体観は @tanalife さんのスレッドでの、前節横浜FCと対戦した岡山サポ @ZeroFagi さんとのやり取りにまとまっている気がします。

最終ラインに圧をかけてエラーを誘う

・大宮戦の決勝点がGKとCB間のエラーを原因に決まっていました。終盤テセを入れた後は長いボールでDFラインに直接圧をかけていくのもアリっぽい。

・ただしやたらめったらに前プレすると、横浜FCが使えるスペースを与えた上で、体力的にも厳しくなるので、機会と状況を見て賢いプレスが重要です。

走力、判断のスピード勝負

横浜FCは首位。
特に個人能力の高さに基づく走力・判断の速さが際立つチームなので、ここまでに上げた内容すべてを、スピードと判断の質で上回って実行する必要があります。

真っ向勝負ばかりしていると分が悪いので、うまくはぐらかしたりデコイの動きで釣ったり、相手の意識の外を突く賢い戦い方ができると良い。

twitter等に投稿されている写真に写っていないので、ないとは思いますが、後半から平戸出場とかあると、横浜FCもやるべき仕事が増えるでしょうし、非常に面白いのですが。。

まとめ

アウェイの三ツ沢での試合同様、全体にはバチバチぶつかり合う、堅調な試合になりそうですが、交代含めた選手層の厚さの分、横浜FCが有利な状況な気がします。
(町田のベンチもここ2戦は良い仕事をしていますが)

@zelvista_genjin さんの呟きのとおり、昨年のジュビロ戦同様に、ここで勝つと負けるでは以後の戦いに向かうテンション、トーンが大きく変わる1戦です。
横浜FCもまた、昨年のジュビロ磐田同様、局面展開をふまえた高度な状況対応力を備えたチーム。
この壁を乗り越えねばなりません。

毎節勝負どころが続きますが、この1戦を勝ち切った上で、平戸、宇野、海舟、三鬼ら復帰組の状態が上がってくると、最終盤はかなり面白くなってきます。

土曜日開催で駐車場どうしようかなぁが悩ましいところですが、明日も登城予定です。みんな大好きTERADAマッチ。ポポさん浴衣似合い具合異常。

サッカーに関わるすべての人にリスペクトを。
勝つための気持ちをひとつに、全力で応援していきましょう。共闘!

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