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絶対行くべき!スクールアイドルミュージカルかんたんレポート【ネタバレ無し】

はじめに

 ちゅんちゅん、ハローラブライブ!どうもひだまりPです。
 先日12/10(土)の東京公演から遂に公演を開始したラブライブ!シリーズの完全新作ミュージカル、「スクールアイドルミュージカル」。皆さんはもう観に行かれましたか?

 …スクールアイドルミュージカル、正直な所公演前はそんなに話題になっている感じはなくて、前情報が少ない所や元々二次元ありきのコンテンツであるラブライブ!において、リアルキャストの情報が大々的に出されている一方でキャラクターの姿についてはSDキャラでしか出ていないという所が元々保守的なラブライブ!オタクの琴線にあまり触れなかったのかな?とかそんな事を考えたり、かく言うひだまりPもラブライブ!という名前が付いているからまぁ一応は見といてやるか、とそんなレベルの考えでした。

 東京公演会場の新国立劇場もスタァライト的な意味で聖地でもあるしね。

 そんな感じで大して期待せず、12月12日(月)の夜公演を観に行ったんですが…

 あのね。

 めっっっっっっっっちゃめちゃ良かったです。

 ひだまりPのラブライブ!観を変えた映像作品として初代ラブライブ!The School idol Movieがありますが、今回はそれに匹敵するほどのセンセーショナル体験でした。

 ひだまりPが1番好きなAqoursの楽曲が「冒険Type A,B,C!!」だということはメインブログの方で書いたと思うんですが、結局あの歌が素晴らしい理由ってスクールアイドルという存在を等身大に描いている所なんですよね。伝えよう、スクールアイドルの素晴らしさを。これがひだまりPがラブライブ!を愛する気持ちの原点です。

 その意味で今回のスクールアイドルミュージカルはまさにそんな、スクールアイドルを愛する全ての人の心に刺さる作品だったと思います。まさに『スクールアイドル』ミュージカルだと。

 もう余裕で2回行きましたね。まぁ2回行くのは元々予定だったんですけど。

 えっ?

 あなたはもしかして、まだ『スクールアイドルミュージカル』を観に行っていないんですか?

 あなたがスクールアイドルミュージカルを観る気がない理由、ひだまりPにはよーく分かります。おそらく、こういう事ではないでしょうか。

観に行かない理由

 しょうもないから。

 しょうもないって…!?

 それって新国立が?それとも⎯⎯

 キャラクターの魅力がないから…?

 そうですね。事前のプロモーションが下手だという意見、ひだまりPにもよく分かります。ここで本作に登場するメインのスクールアイドル10人のプロフィールを見ていきましょう。

登場人物 | 「スクールアイドルミュージカル」公式サイト

 なんにも分からん

 なんも分かりません。これで興味持てというのも正直厳しい話だと思います。この子達10人と役者の名前も含めた20人覚えろって言われただけで徳川家の将軍覚える以上の苦行だぞ。
 例えばミスズ→アンズの「意識」って何やねん。意識はそりゃしてるだろ。意識してない方がむしろ特記すべき関係性になるでしょ。あと明らかに椿咲花サイドの主人公っぽいルリカとヒカル・マーヤとの関係性が「クラスメイト」のみって何でやねん。意識しろよ。じゃあこのヒカルとマーヤがLiella!のクゥすみみたいな牛鮭クソカップリングなのかと言えばそういうわけでもなかったです。

 まぁこれに関しては僕達がいつも行ってるラブライブ!のライブみたく「高海千歌役の伊波杏樹でーす!」的なコーナーは無いので、別に役者さんの名前は覚えていかなくても良いです。と言うか別にアニメだって声優さんの名前を覚える必要はないわけですが、この辺はいきなりの2.5次元展開にいつものラブライブ!のライブと同列に考えてしまうオタクの性でしょうか。と言うかキャラクターの名前も別に覚えてなくてもちゃんと楽しめるように構成されています。
 余談、ひだまりPは「来栖トア」ちゃんの名前を覚えてなかったので、ずっと「永遠(とわ)」って呼ばれていると思ってて宮下愛の息子「本気(まじ)」みたいなネーミングセンスだな、と思っておりました。

 あとこの相関図見た時に全オタクが「何だこのオバサン!?」って突っ込んだと思うんですけど、これはマジマジのマジヶ咲なんですけど公演観たら必ずこのおばさんの事は好きになります。同じ私立校の理事長なのにアニメに出してもらえず「服役中」などと揶揄されているどこかの虹ヶ咲学園理事長とはえらい違いでしたね。

 色々話が脱線しましたが、事前情報で作品の魅力を感じられないというのは確かにそうで、そこは行かないという選択をしたオタクの皆さんを責められない所ではあるのですが、うるせェ行こう!!!別にキャラクターの名前とか相関図を把握してなくても「2つの学校が出てくるんだな」「5人ずついるんだな」くらいの認識だけ持っておけば事前知識としては十分です。なんならひだまりPなんて、2回観てもまだどんな子か分からない子が1人いますからね。誰かは言わないですけど。

観に行くべき理由

 皆さんはスクールアイドルが大好きですか?

 大好きなら、それが観に行くべき理由になります。

 まぁ以上なんですが、"I Live LoveLive!"が信条のひだまりPなので、もう少し語りたいと思います。

ラブライブ!とミュージカルの親和性

 そもそも、ラブライブ!とミュージカルの相性なんてよく考えたら本家アニメ1期1話を始めとして、とっくに証明済みですよね。カツとカレーみたいなもんです。確かにラブライブ!でガチのミュージカルは初めてだったから、「ミュージカル」というものに我々が慣れていなかったのでちょっと尻込みしていただけで、実際見てみれば勝利は約束されていたのです。
 実際どうだったかと言うと本家ラブライブ!1期第1話みたいな小気味良いノリとテンポが終始続いて最後までずっと楽しく観られます。
 そもそも「スクールアイドル」自体が元々すごく眩しい存在なんですけど、もう最初の最初のダンスシーンからそれをしっかりと認識させてくれたのが良かったですね。

 「ミュージカル」と言うだけあって歌やダンスに乗せた台詞の掛け合いがずっと続くんですけど、テンポが良いのと頻繁に場面転換するのでストーリーの流れや、演出の意図するところもすごく伝わりやすくなっています。

 とは言えずっと歌って踊って楽しいだけに終始するのではなく、ラブライブ!らしくしっかりとストーリーが練られていて、笑いもあれば感動もある、そして何より「スクールアイドル」というテーマをしっかりと踏襲した内容になっていたと思います。
 「ラブライブ!らしさ」と言えば思い当たるキーワードであったり展開が色々あると思うんですが、アニメではなく舞台という媒体の違いをしっかりと活かして、上辺をなぞっただけではない本質的な「ラブライブ!らしさ」を見せてくれたことは非常に良かったと思います。

ガール・ミーツ・ガール

 ガール・ミーツ・ガールという要素は過去のラブライブ!においても必ず登場している要素でしたが、この「スクールアイドルミュージカル」でもしっかりと運命的な出会いから始まる物語が描かれています。それは勿論対立している2つの学校の理事長の娘、ルリカとアンズの事ではあるんですが。別の学校に通う2人がどのようにして運命の出逢いを果たし、そこからどんなストーリーが描かれていくのかは是非劇場で直接目にして頂きたいと思います。
 初代の穂乃果と真姫に始まりサンシャインの千歌と梨子。虹ヶ咲の侑(歩夢)とせつ菜。スーパースターのかのんと可可。ラブライブ!の歴代作品も、常に革新し続ける世界最高峰のカンパニーを見せてくれましたが、このスクールアイドルミュージカルにおいても、しっかりと「新機軸」のガール・ミーツ・ガールが描かれています。

幼馴染

 (感情が)デカァァァァァァァい!説明不要!!!

 しれっと相関図に「幼なじみ」と書かれている椿咲花女子高校の皇(すめらぎ)ユズハちゃん。これまでのラブライブ!において⎯⎯「幼なじみ」という言葉がどんな意味を有していたかは、説明不要ですよね。
 いやもう、マジの王道幼なじみっていうか…むしろユズハ以外を推しになることってあるの?詳しいこと言うとネタバレになっちゃいますけど、ルリカとの関係性と言い、あのシーンと言い、あのシーンと言い、そしてユズハ自身も割とオモロキャラであったり、結論を言うと理事長を好きになるかユズハを好きになるか、オタクにはその二択しか用意されていません
 ひだまりPも事前生放送で役者さんを見た時は「蒸して油抜きしたまゆち」とか言ってたのにね。超失礼。ごめん。
 そう言えばカーテンコールスペシャルステージの時に限りいつものブレードを使用可能なんですが、何色を振ったらいいか分からない人もいますよね。ひだまりPからのアドバイス。白を振れ困ったら白を振れば良いです。

理事長

 ミュージカルなので理事長もガッツリ歌います。そこも新基軸ですが、よくよく考えると浦の星でも理事長は歌ってたな。ともかく。
 勿論「スクールアイドル」が話の軸ですし理事長がスクールアイドルやるわけではないんですが、理事長もミュージカル部分は歌いますしガッツリストーリーにも絡んでいます。
 理事長役は大ベテランの方で勿論めちゃめちゃ存在感もあって素晴らしい演技なんですが、特に滝桜女学院のキョウカ理事長があまりにも上手すぎると言うか、声量からしてダンチ過ぎてあまりの上手さに笑いが出そうになるというシーンがいくつもありましたね。

歌にダンスにお芝居に

 これも詳しく言うとネタバレになっちゃうんですけど本当にクオリティめちゃ高いです。単にその曲が良いと言うか、やっぱりちゃんとお芝居の中でアレンジだったり演出だったり、曲の活かし方が上手いっていう感じですね。μ'sのSIDで海未ちゃんが日舞を習っていたからリズムが裏になってるって指摘されるくだりとかあったじゃないですか。そういうディテールがちゃんと演出として盛り込まれてるんですよね。

まとめ

 ひだまりPのスクールアイドルミュージカル評を一言で言えば「ラブライブ!レボリューション」でした。ラブライブ!の既存の世界観や良さはしっかりと残っているのに、革新的な部分や新機軸もあって私たちの「ラブライブ!」という枠組みそのものを拡げてくれる革命的な作品であったと感じています。

 かつてμ'sの高坂穂乃果が言いました。「伝えよう、スクールアイドルの素晴らしさを!」と。受け継がれる意思、時代のうねり人の夢。今もなおラブライブ!というコンテンツの中に私たちの愛したスクールアイドルの概念がちゃんと残っていることが確認できただけでも、素晴らしい体験だったと思いますね。

 今日帰る時に聞いたんですが東京公演、木曜日までありますが千秋楽まで含めてまだ全公演のチケットが残っているらしいです。本当に!?いつの、どんな舞台でも!?

 眩しいですか?わかります。

 何?日程が合わないから行けない?馬鹿野郎大阪公演に行けばいいだろ。列車は必ず次の駅へ。のぞみは2時間で大阪駅へ。では、あなたは?

 そして素晴らしいスクールアイドルミュージカルを観た後は──

ランジュのおごりで焼肉しましょう。

 ネタバレありの感想は全公演が終わった後にメインブログで書く予定です。書かないかも。書くかもしれません。

 それでは、よきラブライブを!

 メインブログもよろしくね。


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