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【鉄印帳の旅#2 いすみ鉄道】~房総のど真ん中でタイムスリップせよ!~

みなさん、こんにちは。☀ ひだまり66です!
2023年のGWも気付けばもう後半…
「今年こそ」という思いで旅に出たり、帰省したりしている人も多いと思います(*^_^*)
そんな筆者は完全シフト制のため今年もGWは関係ありません😭
しかし、本日は偶然お休みで携帯の写真フォルダをふと見ると、2年前の今日と題した、いすみ鉄道の写真が表示されました📷
「あれからちょうど2年か…」とか思いつつ、今キーボードを叩いています笑

ということで、今回はそんな2年前の鉄印の旅第2弾を思い出とともにお届けしていきます。
第1弾の鹿島臨海鉄道編も、まだの方は是非ご覧ください。

〈基本情報〉
路線名:いすみ鉄道いすみ線
区間:大原駅~上総中野駅
車両:いすみ300形・いすみ350形・キハ52 ほか
訪問日:2021年5月4日

筆者は埼玉県の川越付近に住んでいるので、まずは武蔵野線と京葉線・内房線を経由して五井駅を目指します👊
え?大原は外房線じゃない?
そう思った方もいるかもしれませんが、いすみ鉄道の旅をするにあたり、大事な相方がいるんです! そう、小湊鐵道🚋

小湊鐵道といすみ鉄道は途中の上総中野駅で乗り換えることで横断可能(駅すぱあとの路線図より)

〈五井駅 10:05→養老渓谷駅 11:21〉
今回は小湊鐵道の五井駅から、いすみ鉄道の終点大原駅までを横断するので、それにぴったりなお得な切符を購入しました!

一方向なら途中下車し放題のお得な切符!!

この他にも小湊鐵道にはいくつかお得な切符が用意されているので、詳しくは小湊鐵道公式HPをチェックしてみてください!!
この小湊鐵道に関しても語りたいことがたくさんあるのですが、今回の主役はこの先のいすみ鉄道なので、小湊鐵道の魅力はまた今度別の記事で紹介しようと思います😓

ということで最初にやってきたのは小湊鐵道の養老渓谷駅!

ローカル感満載の養老渓谷駅

ここは房総半島の中でも特にきれいな渓谷となっていて、車やバスで養老渓谷温泉へ行くことも可能です♨
また、桜や紅葉の時期には特に東京から近い行楽地として大変人気なエリアでもあります🍁
着いたのはお昼なので、ここでいすみ鉄道前の腹ごしらえと行きましょう!
この日は運良く晴天だったので駅で自転車をお借りして、サイクリングすること約15分。古民家にやってきました。
実はここが地元の方にも愛されている「手打ちそば ゆい」というお店です🍜
古民家を改造して作られた風情溢れるお蕎麦屋さんで、ご夫婦2人だけで切り盛りをしているそうです。
新型コロナがまだかなり流行していた時期ということもあり、完全予約制だったのでしっかり12時に予約を入れた上で来店し、「野山の天せいろ 1820円」を注文しました!
地元の野菜の旨みと十割そばのマッチングが上品で、とてもおいしくいただきました😋
残念ながら、店内は撮影NGの表示があったので蕎麦の写真は撮れませんでしたが、行ってみてのお楽しみということで養老渓谷に行かれた際は是非行ってみてくださいね~

店内は撮影不可なので外観のみ撮影
看板は少し離れたところにある

さて、お腹を満たした後は運動しなきゃですね…
行きは下り坂ということでスイスイでしたが、帰りは緩やかで長い上り坂をひたすら上って養老渓谷駅へ戻ります🚴
せっかく運動したのですが、上総中野行きの普通列車までまだ時間があったので駅でソフトクリームを食べてしまいました(^^;

そして1駅だけ再度小湊鐵道に乗車して、いすみ鉄道へと参ります!(ようやく本題へ笑)

〈養老渓谷 13:41→上総中野 13:51/上総中野 14:00→大多喜 14:23〉
上総中野駅の乗り継ぎは9分間ですが、ここは唯一の小湊鐵道車両といすみ鉄道車両の共演駅です。
この駅ではほとんどの乗客が筆者と同じような乗り継ぎ(またはその逆パターン)を行うのでお互いの車両がリレーのバトンを繋ぐような光景にほっこりしますね🚋🚈

右が小湊鐵道、左で大勢並んでいるのがいすみ鉄道

さて、ようやくいすみ鉄道に入ったところですが、特に狙った訳でもないのに国鉄の名車である「キハ28」に乗車する事ができました🎉
もともとはJR西日本の高山本線で活躍していた車両で、1964年の落成初期は山陰地区で活躍していました。2021年当時は57歳という長老車両で、翌2022年に老朽化を理由に引退しました…
今思えば、最後の勇姿を見られたことはとても良かったですし、たくさんの人が2ショット写真を撮りたがる人気車両でもありました。
何と言っても音鉄には堪らないのがこのディーゼル音!!
停車時の「コロコロコロコロ」と発車時の「ガガガガガガ」
車内は国鉄時代のままの紺色ボックスシートに天井の扇風機💺
もう、タイムトラベルですよ!今でも当時の思いを誰かに伝えたい!!(興奮しすぎていたのか車内の写真はありませんでした( ̄。 ̄;))
おっと、失礼🙏
つい愛と熱が…笑

大多喜駅から有料の急行列車として運転するキハ28

わずか20分でしたが濃密な時間を楽しんだ筆者は大多喜駅で下車。
ここで今回のミッションである鉄印を購入します👛
この年はキハ52がJRから譲渡されて、いすみ鉄道に渡ってから10周年だったようなので、キハ52が描かれた鉄印を購入しました( ^o^)ノ

キハ52が描かれた鉄印

では、次の列車が来るまでに近くの大多喜城まで散歩でもしましょう🚶
大多喜城の細かい歴史はここでは記しませんが、どうやら以前は徳川家康の命で本多忠勝が築城したと考えられてきたそうですが、どうも最近の研究ではそれと異なる説が有力視されているようですので、気になる方や歴史に関心がある方は是非調べてみてください。

GWなので入口には鯉のぼりも

日もだいぶ西に傾き始め、そろそろ帰りますか~
とその前に、呑み鉄であることを忘れてはなりません🍶
今回は大多喜城の近くにある「豊乃鶴酒造」さんにお邪魔します!
HPをご覧になるとお分かりかもしれませんが、南房総を代表する銘柄「大多喜城」の製造元であり、全国新酒鑑評会で金賞受賞歴もあるようです!(私も今知った…😲)
コロナの影響で酒蔵見学や試飲はもちろんできなかったので、スタッフの方にヒアリングをしながら購入するお酒を選定し、購入後は前回大洗の「月の井酒造」で購入した保冷バックにしっかり詰めて持って帰ります👜
さらに、豊乃鶴酒造さんは母屋、赤レンガの煙突、蔵などが国の有形文化財に登録されていて、設備面でも長き歴史を物語っていたのです!

国の有形文化財に登録されている豊乃鶴酒造

〈大多喜 16:46→大原 17:15〉
今度こそ大多喜駅に戻っていよいよ帰路に就きます(ここから家まで約3.5時間www)

ちょこっと顔を出す列車と時計がエモい

駅に戻るとお土産店がまだ営業していたので、グッズ購入でもしましょうか。いすみ鉄道のクリアファイルには面白いことが書かれていました笑
「何もない がここにある」
半分自虐ネタながらもなぜか心に響く文面ですよね…😶
筆者はいすみ鉄道のオリジナルポーチを購入しました👝
購入後はずっとここに目薬とリップクリームを入れて持ち歩いているので、よく会社の人に声をかけられたものです。
中でも同期の女の子からはこれを目印に「これはひだまり66の荷物だな!」って認知されていたようで、ポーチは今でも大活躍中です(^^;

かなり年季が入ったいすみ鉄道ポーチ

大原行きの普通列車が入線してきました。
今度はいすみ鉄道沿線の菜の花をイメージした黄色い車両(いすみ350形)です🌻

菜の花色のいすみ鉄道代表車両

この車両はオールロングシート仕様でいすみ鉄道の中では唯一、ボックスシートを備えていない少し珍しい車両となっています。
疲れが出たのか少しだけウトウトzzz
大原駅に到着後は特急わかしおと接続しましたが、筆者は課金せずに最後まで鈍行で帰りますね。

最後は2回目の鉄印川柳で締めくくりましょう!

何もない いすみの路(みち)にも 愛はある

房総は今や関東の方からすれば車で行く観光地かもしれませんが、電車でも特急などを上手く利用すれば、日帰りでも余裕ですのでたまにはローカルチックな列車でタイムトラベルはいかがでしょうか?

鉄印制覇まであと38社!

🚋それではまたお会いしましょう🚋