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【鉄印帳の旅#3 真岡鐵道】~焼物の街でSLを満喫せよ!~

みなさん、こんにちは。☀ ひだまり66です!
関東では梅雨明けを思わせるような連日の猛暑になり、これからが夏本番という雰囲気になってきました🌡
本日は東武鉄道の新型特急車両「スペーシアX」のデビュー日ということで、東武鉄道では大変盛り上がっていますが、本ブログは2ヵ月ぶりの鉄印シリーズでのんびりと参りましょう😋

前回のいすみ鉄道編に続く第3弾となりますで、そちらもまだお読みでない方はお読みいただければ幸いです!
ただ、話は独立しているのでこのお話をお読みいただいた後でも大丈夫ですよv(*^_^*)v

〈基本情報〉
路線名:真岡鐵道
区間:下館駅(茨城)~茂木駅(栃木)
車両:モオカ14形・C12形蒸気機関車・オハフ50形客車 ほか
訪問日:2021年5月23日

時は遡り、2021年の5月。
新卒で入社した直後の息抜きといったところですね👍
まずは当路線の始発駅となっている茨城県の下館駅に向かいます。埼玉からだとスタート地点までがもはや大移動です笑
武蔵野線、つくばエクスプレス、関東鉄道常総線をそれぞれ乗り継いでようやく下館駅に到着です。

実は関東鉄道常総線も地味に初乗車

〈下館駅 10:35→益子駅 11:34〉

さて、いきなりではありますが、ここからは普通列車ではなく事前に予約していた観光列車で益子駅まで向かいます。
その観光列車というのが・・・

C12形機関車 SLもおか

そう、SL(蒸気機関車)です!
関東でSLが走っているのはJR東日本の「SLぐんま水上」、東武鉄道の「SL大樹」、秩父鉄道の「SLパレオエクスプレス」とこの真岡鐵道の「SLもおか」の4つのみとなっていて、今となってはかなり貴重な存在となっています🚂
しかもなんと当日になって知ったのですが、機関車の番号をよく見てみてください!すると・・・

なんと下2桁が筆者の誕生日と同じ!?

簡単に記号の説明をいたしますと最初のアルファベットは機関車の大きさを表す記号です。もっと正確に言うと片側の車輪が3つの場合はC、4つの場合はDが付番されます。
蒸気機関車の代表とされる「デゴイチ」はD51形の相性ですので車輪が4つ。それに比べるとこのC12形はCなので少し小ぶりの機関車になります。
アルファベットのすぐ後ろの2桁はタンク機関車(石炭搭載部分と水タンクが一体化している機関車)かテンダー機関車(石炭搭載部とは別に炭水車の連結が必要な機関車)かを表す数字となっていて、前者は10番台、後者は50番台または60番台が付番されます。
そして下2桁は製造された順番に番号が振られていくのでC12形の中でこの車両は66番目に作られた車両ということになります🚂
C12形は汎用性が高く、全部で200両以上が製造された形式になるので、偶然にも66号機が現在まで走っているというのは、「会うべくして、会った」ようなものです😊

SLと共にこっちも熱くなってしまいましたが、写真撮影を無事終えて、早速指定した座席に座ります。

10:35 下館駅を出発

SLというのは老若男女問わず愛されていることが多く、関係者や沿線の方々が手を振って見送ってくれますので、一瞬だけ有名人になったかのような優越感に浸ることができます笑

客車以外では見ることのできないオハ 鉄道ファンにとっては堪らない😆
まるで50年前にタイムスリップしたような光景

客車はJR東日本から譲り受けたもので、国内では唯一原型を留めた50形客車でもあります。
筆者が生まれた頃は既に電車が主流でしたが、まだ客車が存分に活躍していた時の世代の方にはもっと感慨深いものがあるかもしれませんね😚

「シュシュシュシュ、ポッポー」
汽笛を響かせながら田園風景を進んでいきます。この日は土曜日だったこともあり、沿線では地元の方々が元気よく手を振ってくださるのでこちらも丁寧に手を振り返していきます✋
また、初夏だったので窓も半分開けて風を浴びながら走る1時間はまさに至福の時間でしたー。

今回は終点の茂木駅までは行かず、途中の益子駅で下車します。
SLを見送った後はランチタイムです🍽

昔ながらの店の入口

地元の方に人気の「レストラン 古陶里(ことり)」という洋食屋さんにお邪魔します(*^_^*)
この漢字で「ことり」と読むあたりがとてもオシャレかつ、焼物の街を象徴している気がします。

ポークソテーをいただきます🙏

ポークソテーのソースと肉、ライスが全てマッチしたどこか懐かしい味!
店内のレトロな雰囲気とも相まってのんびり食事をしていると妙な話が耳に入ってきました🙄
「このソースにご飯をつけて食べると美味しいからやってみなさい。」(店主のおじいちゃん)
他のお客さんに向かって話していたことですが、それがこのお店の伝統ならこっちもやってみるしかないと思った筆者は、敢えてライスを少し残してソースと和えて食べてみました。
「デリーシャス!!」
お世辞にも美しい食べ方とは言えませんが、実際にやってみると新たな出会いが生まれたといったところでしょうか😉

そんな素敵なお店を後にして向かった先は焼物の街を象徴するような美術館、益子陶芸美術館です。

館内は撮影できなかったので写真はありませんが、その名の通り益子町の伝統工芸品である益子焼の数多くの作品が展示されていました。

次にやってきたのは呑み鉄スポット「外池酒造」です🍶

こちらは2019年には全国新酒鑑評会6年連続金賞となったほか、世界規模のコンテストで数多くの賞を獲得している酒蔵です。この時期は一時的にコロナが落ち着いていた時期でもあったことから、有料ではありましたが試飲が可能でしたので、早速いただきました🙏

精米歩合の異なる 「燦爛」を呑み比べ

正確には覚えていませんが、確か3割5分と4割5分だったと思います。
精米歩合についてここで詳しく書くと大変な長文になってしまいますので、よろしければ近日公開予定の「ひだまり66 日本酒研究所」シリーズをお読み頂ければと思います🍶

少しだけ言えば、精米歩合は米の削り具合を表す指標で、数値が低ければ低いほど雑味が減り、呑みやすい口当たりになることが多いのですが、その分手間がかかっているということなので価格も高くなっていきます⤴
それにしてもドライブと鉄道旅の圧倒的な違いは旅の道中で何も気にせず、酔えることです🥂
もちろん試飲した「燦爛 純米大吟醸」はお土産として購入します!
お店の方にお話を伺ったところ、このお酒はお魚以外にもそら豆と相性がいいんだとか( ^o^)ノ
後日、家でそら豆とともに頂きました。
また、栃木なのでいちごのリキュールなど、あまり普段目にしないようなお酒も置いていましたので、益子に行く機会があれば是非立ち寄ってみてください!

家でも美味しくいただきました笑

〈益子駅 15:54→真岡駅 16:11〉

5時間弱滞在した益子に別れを告げて、埼玉へ・・・
ってなりそうですが、まだ筆者は第一の目的を達成していません!
何のためにここまで来たかというと鉄印を購入するためです🚃
ということで普通列車で真岡駅まで戻ります。

SLを模したユニークな駅舎
これがあってこその鉄印旅!!

後から知ったのですが、ここには「SLキューロク館」という小さな鉄道施設があり、かつてこの地を走っていたD51形が静態保存されているようでした。
ただ、この日は既に16時をまわっていることや乗り継ぎ時間に余裕がないこともあり見学はパスしてしまいました・・・💦
今度来る時はゆっくり見たいものです。

急いでSLグッズだけ購入 今でも通勤鞄に付けてます

〈真岡駅 16:32→下館駅 16:58〉

鉄印も無事購入できたということで、今度こそ帰ります🏃

鈍行列車はこんなデザインです

下館駅からは往路と同ルートで帰宅しますが、家まではあと3時間くらいかかります・・・笑

最後は恒例の鉄印川柳で締めくくりましょう!

ぬくもりで 汽車の汽笛が こだまする

関東民からすれば比較的身近で乗られるSLでもありますので、この夏に真岡の旅などはいかがでしょうか?

鉄印制覇まであと37社!

🚋それではまたお会いしましょう🚋