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流行り廃り こうして時代は繰り返される

昭和に流行した「パンタロン」 令和の今は「ベルボトム」として販売されている。某衣料品店で購入された方が裾上げをお願いしようとしたら、店では難しい加工なので外注となり、結局ボトム代と同じ金額が掛かったそうな。

バイクでは往年のデザインが現代に復刻し「ネオクラシック」として若者にも人気を博している。見た目は懐かしいのに中身は最新というコンセプト。熱くなっている若者たちに紛れて私も昨日試乗してきた。「血湧き肉躍る」とまではならなかったが、私には「普通に楽しいバイク」と感じられた。

東京オリンピックから正式種目として採用されたスケートボード。スケボーって私が小学生の頃に流行ったんだよ。それを先月から娘はスポ少で練習している。皆んなと共通のボードを購入したが「右に曲がっちゃうの~」と早速泣き言を言っている。どれどれとフォームを見てみると爪先が外側を向いている。そこを修正してみるも変わらない。ん~ 何でだ?

スケボーの調整は意外と繊細

「ちょっと貸してみ~」 私はレギュラースタンス(左足が前)、対して娘はグーフィースタンス(右足が前)。久々に乗った私だったが同じように右に流されていく。これはボードに原因があるな。最初に出した仮説は陸上の200m走の原理。インとアウト側で微妙に歩幅が違うのだろうと。ボードを裏返して車輪(スケボーではウィールと呼ぶ)に同じ力で回転させてみる。案の定、右のウィールが先に回転が止まった。「これが原因だったか~」 チョチョイのチョイでベアリングの締め付けを調整する。気を取り直してもう一度乗るも、また右に流される。テール側を前にすると今度は左に曲がる。

頭の中に靄(もや)がかかったまま夜になったので家の中に持ち帰る。我が家の猫は初めて見るスケボーに興味津々。最初は転がる板に瞳孔かっぴらいていたが次第に飽きてきて廊下の先で寝転がりながらこっちを見ているだけに。その間にパーツを分解し左右のウィールを交換したりして廊下を転がすも右に曲がって壁にぶつかる繰り返し。その度に猫は片目だけ開けて「まだやってんのね~」という冷たい眼差しだけ送ってくる。

「あーそうだよ、まったく!」と何気にボードを持つ角度を変えてみたら「んっ!? 何か傾いてないかい?」 よく見るとトラックというパーツが微かに斜めっているぞ。試しに真ん中のキングピンのナットを調整してみる。そして再度トライ。今度は左に流された。原因判明! トラックの傾きだった。微調整を何度かすると今度は猫に向かって真っ直ぐ進む。ちゃんと危険を察し飛び起きてかわしていた。

一応真っ直ぐ進むように直ったが、これでいいのだろうか? ちょっと何かにぶつかったらまた歪みそうな感じ。上達させるためにはもうちょっと剛性の高いスケボーに買い替えようかな~

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