認定看護管理者教育課程施設実習
飛騨市民病院看護部長 岩﨑美幸
長野県看護協会より「2022年度認定看護管理者教育課程(サードレベル)研修」における施設実習の依頼があり、3つの病院から、それぞれ看護部長・副看護部長の受け入れをさせていただきました。
同じような規模の病院で、認定看護管理者のいる病院がなかなか無く、2週間探して『ここだ!!』と思って連絡されたとの事。
今回の実習目標の柱は『緩和ケア認定看護師と認定看護管理者のダブル資格を、どのように維持しているのか』『里山ナース®院内認定制度の成り立ちと背景』の二点でした。
この二点に対しては、
緩和ケア認定看護師は今年度15年目3回目の更新が終わり、認定看護管理者は、愛知県看護協会認定看護管理者教育課程サードレベル研修を修了して来年初の5年目の更新。
私自身、地域医療を守るためのヒントを探すつもりで研修に臨み、そこで誕生したのが『里山ナース®院内認定制度』。大きな課題となっている人材確保・人材育成に繋げるための、この地域に特化した教育制度となっている。
この取り組みには飛騨市の理解と支援もあり、病院の多部署が一丸となって知恵を出し合い発展させてきた成果。
と、説明しました。
実習では、研修医の受け入れについてを黒木管理者兼病院長から、経営状況の説明を古田課長補佐から、行政との連携や「里山ナース®院内認定制度」の導入経緯や運営についてを岩﨑から紹介し、院内全体も案内をしました。
今回実習された皆様からコメントをいただいています。
人を大切にし、人との縁を大切にし、それをパワーに代えて組織の活性化に取り組んでいると感じました。また、ポジティブ思考はとても大切だと痛感し、今後自施設にも生かしていきます。
管理者兼病院長、看護部長、事務局長、事務職員の話を聞き、みんなで飛騨市民病院を愛し守るという強い気持ちを感じました。また、「飛騨市民病院を守る会」の存在と係わりが強い絆で結ばれていると思いました。すべては、病院の地域に対する思いが、地域からボランティアという形で恩返しされているのだと思いました。
看護部長の魅力に、瞬く間に私はファンになりました。上限ない熱意で周りを巻き込んで、周りも楽しんで巻き込まれている温かな病院です。
今回実習された皆様とは、同じような問題・課題を抱えているため、このご縁を大切に今後も交流を重ねていければと思います。