冬場の換気について
飛騨市民病院 中林玄一ICD
新型コロナ変異株にも有効である”不織布マスク”&”密回避”&”順番が来たら早めのブースターワクチン”はいずれも”個人の努力”で効果向上が望める対策です。さらに飛騨市の検査制度は個人・集団双方の安全確保に役立ちます(是非ご活用ください)。
しかし”換気”は環境要因のため利用者に調整は難しく、”施設・主催者側の協力が不可欠”です。来年に向けて、改めて対策の点検や強化などいかがでしょうか。
オミクロン株の毒性は「現時点で判断保留」です(症状が軽い≠弱毒)。ただ新型コロナは「数の暴力」で圧倒してくる特性が強いため、たとえ重症化率が10分の1になっても感染力が強ければ医療逼迫と社会活動制限の懸念があります(例:「弱っちいパンチ」でも毎日何万発も殴られたらキツくなる)。
そこで事業者(飲食・宿泊など)の方々はじめ皆様におかれましては「冬の換気」について改めて確認と準備を推奨いたします。特に宿泊・介護施設における「換気排気口の詰まり」は「年末大掃除で綺麗にしておく」ことを提案いたします。
写真は先月講演でお話しさせていただいたスライドで、厚労省資料は下記リンクQ&A問6を参照いただければと存じます。