フレネミィの見つけ方

フレネミィの見つけ方

フレネミィは「フレンド+エネミィ」の造語で、一見フレンドリィだが実は敵であり、結果コミュニティや組織を壊すような人のことを言う。コミュニティや組織の団結力や結合力といったエネルギーを奪い取りそれを崩していくような人のことを言うようである。
フレネミィは自覚している人はもちろん自分が意識しないでも自然とそう振る舞ってしまう無自覚な人も多いようである。
そういう存在、周りにいませんか?仲がいいのだけれども、その人といると自分がダメになっていく、運気が落ちていくようなこと。
新田祐士氏の「コミュニティ運営について」(下記のブログ参照)によれば、そのような人はエネルギーの話になるが、エネルギーを組織とか人から奪い取るのが目的のようである。

このような考え方は、和多志がいつも議論している人の意識レベルと親和性が高い。人の意識レベルとは他からエネルギーを奪い取るか、他にエネルギーを与えるかのパラメータでもあるからである。意識レベル200以下がフォースレベルと呼び、他からエネルギーを奪う範囲、200以上がパワーのレベルで他にエネルギーをどのくらい与えるかという大小を示すことになる。

合わせて考えると、人の意識レベルを測ると、フレネミィになる可能性がある人かどうかがわかるということになる。
逆の見方をすると、フレネミィな人の意識レベルを測り、200以下であれば、意識レベルの概念の正統性を実証する一つの根拠となるかもしれません。

いずれにしても、コミュニティや組織などに入ってくる人を精査したいのであれば、意識レベル200以上というのを一つの基準とすることも良案であるし、特に組織内の立候補者を決める際には有効な最低限の基準となるものと考えます。


******和多志の別のブログ******

アーカイブ自主勉強会の第3弾

新田祐士氏「コミュニティー運営について」です。

コミュニティー運営において知っておいた方がいい注意点、うまく運営させるためのポイント等について、神谷氏との対談形式で進められた。

まず、コミュニティーがどうやったら崩壊するのかという原理とか流れは基礎知識としてメンバー全員知っておいた方がいい。

コミュニティーの運営において、一定数の反抗的な人がいるのは普通であるが、その存在は大きな影響はない。メンバーがそれを認識して対処できるからである。崩壊するほとんどのケースは、フレネミィの存在である。フレネミィは「フレンド+エネミィ」の造語で、一見フレンドだが、実際はエネミィだったという存在である。

フレネミィには、意識的にやっている人もいるが、無自覚の人もいる。無自覚なフレネミィが厄介である。

崩壊した一例は、盛り上がっていたコミュニティである人が中心的に盛り上げていて、リーダの人もその人を持ち上げていたが、徐々にリーダーに批判的な人が増えてきて、それが一定数を超えたところで気づいたら盛り上げていた人を中心とした一大勢力ができていて、コミュニティが崩壊した事例である。盛り上げていた人は何をしていたかというと、明確にネガティブなことを言っていたわけではなく、その人も無自覚のうちにリーダを下げるようなことを言っていて、それが積み重なってメンバーの中に蓄積していって見えない不満となり、ある日それが爆発する現象が起こたという事例である。

無自覚なフレネミィは、途中に明確に敵になる人もいるが、ずーっと一見フレンドなんだけれどその人と仲良くしていくだけでどんどん自分がダメになっていくというフレネミィもいる。そういう人がコミュニティに入り影響力を持ってくると、コミュニティに対して見えない影響を与えて気づいたらコミュニティが崩壊してしまうようなことがある。

なぜそのようなことが起こるかというと、コミュニティを崩壊させるメリットというものがある。

それは、エネルギーの話になるが、コミュニティのリーダーにはエネルギーが集まり、リーダはそれをメンバーに循環させ、コミュニティがエネルーに溢れ、コミュニティが盛り上がる。フレネミィはそのエネルギーを欲しい人である。エネルギーを奪うのは、信頼関係を壊すことにより結合エネルギーが放出され、壊した人に流れていくことを利用するのである。

新田氏の解釈によれば、コミュニティを崩壊させるフレネミィは、自覚していようが無自覚であろうが、コミュニティやメンバーからエネルギーを奪う人のようである。

このことは和多志が行なっている意識レベルの考えとも合致します。人の意識レベルは、他からエネルギーを奪うか、他にエネルギーを与えるかのパラメータだからです。意識レベルはフレネミィになりうるかどうかの判断にも使えそうです。

更にコミュニティを上手く存続させるポイントを2点。

1点目はコアとなるメンバー間で温かみある人間関係を築き、それを他のメンバーに見せていくことが大切。

2点目はコミュ二ティの存在意義たる理念を明確に定めることで、その理念を体現するためにメンバーで活動しているという形を作っておくこと。

「しらす」と「うしはく」という言葉があるが、まさしく理念を神とするようなしらすの統治を目指すことが大切。

その他、神谷さんの質問で、ネットでつながる場合の留意点は、まずネットでは気の交流が少ないので100%は伝わらないという前提で繋がっていくことと理念さえ守っていれば多少誤解が生じても奥の方の理念で繋がっていれば大丈夫と思って対応することであった。

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