風凍みて ふるさと遙か 思いやる
重信川の河口近く、中洲になっているところに、ヒドリガモの群れがいました。
人間ならば身を寄せ合って…という雰囲気です。果たして、彼らが本当に寒いと感じているかどうかはわかりません。ですがつい、寒そうだなという感情を抱いてしまうのは、ちょっとばかり擬人化しすぎでしょうか。
解説書によると「ユーラシア大陸北部」から渡ってくるのだそう。今頃、ふるさとはどんな気候なのでしょうかね。雪と氷に覆われているのかもしれません。
ちなみに、ヒドリガモの「ヒ」は感じでは「緋」、つまり色のスカーレットを意味します。
また、Anas penelopeという学名を持ちます。ギリシャ神話に登場するペネロペ(オデュッセウスの妻)ですね。
比較的身近な鳥がこんな立派なお名前とは。御見逸れいたしました。
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