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ニフティライフスタイル株式会社を退職しました

hicka04です。この度2021/11/15をもって約6年半在籍していたニフティライフスタイル株式会社を退職しました。これまでの振り返りと今後について書きたいと思います。

略歴

2015年 ニフティ株式会社に新卒入社
2019年 ニフティライフスタイル株式会社に転籍
2021年 ニフティライフスタイル株式会社を退職

これまでにやってきたこと

2015-2016: 新入社員研修

ニフティ株式会社に入社して約1年研修をしていました。エンジニア志望での入社でしたが、全員が総合職採用で研修期間を経て最終的にどの部署に配属希望を出すかを選ぶことができました。研修内容は社会人としてのスキル、同期を数チームに分けてのチーム開発、3部署のOJTによる実践的な業務を通しての研修など、手厚く研修していただきました。
※研修期間や内容などはおそらく変わっていると思います。

手厚い研修がありがたいと思う一方で、学生時代の同級生が続々と配属されて実業務をやっている話を聞いて焦っていたな…というのを今でもはっきり覚えています。ただ、この手厚い研修も今の働き方の土台になっているのは間違いないですし、研修の準備や受け入れをしてくださったすべての方に感謝しかないです。

最終的にはWebサービスやアプリの開発を担当する部署に配属希望を出し、希望通りに配属されました。

2016-2018: Android → iOS

配属されたあとはアプリエンジニアとして仕事をしていました。世の中はスマホの普及率が上がってきており、会社としても「アプリやっていくぞ!」という流れがあったので、配属後すぐの私にアプリ開発するチャンスが来ました。

最初は社内にAndroidエンジニアが不足していたことから、Androidアプリの開発をしていました。このとき新規アプリを開発してリリースしようという課題をいただき、どんなアプリを作るか決めるところからやりました。「このアプリはどんな課題を解決するのか」「リリースしたらどのくらいのユーザーが使ってくれてどのくらいの売上になりそうか」など、作るところ以外にもガッツリツッコミを入れていただきました。(当時こういうのを言語化したり資料に起こすのが苦手だったので何度もレビューと修正を往復してました。)実際に開発が始まってからは実現したい機能の実装方法を頑張ってググって実装してました。このアプリの開発担当から離れてだいぶ経っているので、どんなコード書いたか覚えていませんが、きっと今見たら「なんやこのクソコード!!」って思うんでしょうね…。成長を実感できそうです。

その後iOSアプリの開発をしていました。この頃から社外の勉強会に参加しだして、「他社はこんな改善してるのか!!」「うちのアプリはここがまだまだ課題だな…」みたいなところを少しずつ理解し始めました。通常の仕事と平行して開発環境の改善をするのが(ときには通常の仕事よりも)楽しかったです。会社に属して仕事をしているので、最終的には会社の売上に貢献できているかを考える必要があるんですが、1エンジニアとしては(自分含めて)チームメンバーが開発しやすくなることが見えるのはとても嬉しいです。このときに行っていた改善は以下にまとめております。

2018-2019: インフラ(AWS)

ここで一度アプリから離れます。全社的にインフラ基盤をAWSに移行するプロジェクトが動き始めたので参画することにしました。当時はアプリ以外の開発経験が少なかったので漠然としたキャリアへの不安があり、スキルの幅を広げてみようと思い参画しました。普段からインフラエンジニアとして働いている方々の力を借りつつ毎日試行錯誤でした。学生時代や研修などで勉強したネットワーク周りの知識は、「理論はわかったけど何に使うかわからん」状態だったのが一気にフラグ回収されてつながっていく感じは気持ちよかったです。

アプリから離れている期間が長くなると、今度はアプリエンジニアとして置いていかれてしまうという不安が迫ってきたのも覚えています。アプリ関連の社外の勉強会に参加しても、「みんなすごい…ただ、これをうちのアプリに適用できるのはいつになるのやら…」とどこか他人事になっていました。この頃から「アプリ開発したいよ〜」が声になって漏れていました。

2019-2020 育休

第一子となる息子が産まれたので、約半年間育休を取っていました。「直前までキャリアに不安があるって言ってたのに半年も!?」と思うかもしれませんが、半年取って正解だったと自信を持って言えます。理由はいくつかありますが、「社会人40年のうちの半年は努力で取り返せるかもしれないけど、赤ちゃん時代の息子は今しか見れないよね」と思えたのが特に決め手だったかなと思います。

育休中は育児をしつつ、勉強会には継続的に参加してました。スケジュール等に迫られない環境だからこそ、設計やテストなどで「もっといい方法ないかな」とじっくり考える期間にしていました。また、この頃から今後のキャリアについてもじっくり考え始めていました。

※育休に入る直前にニフティライフスタイルに転籍してます

2020-2021 iOS(, Android)

復職後は再びアプリエンジニアとして働きました。「アプリのUX改善のためにリニューアルしていこう」という流れがあり、リニューアルしつつ育休中にじっくり考えていた設計の改善を盛り込みながら進めていきました。設計の改善が盛り込まれた初のリリースが2021年1月でした。自分としてはガッツリ設計してほぼすべてのロジックにテストコードまで書けてリリースできたので満足感が高かったです。設計が大きく変わったことでメンバーに負担をかけてしまいましたが、付いてきてくれて本当に助かりました。圧倒的感謝です🙏
Androidにも同様にリニューアルをしていこうという流れが来ていたので、Androidの設計も考えていてかなり楽しかったです。

なぜ退職(転職)することにしたのか

やりきった感があった

勉強会に参加しだした頃に「うちのアプリは他社と比べて開発環境が遅れている」と気づきました。そこで、社外に向けて「アプリエンジニア積極採用中です」と胸を張って言えるくらい改善しようと思っていました。
リアーキテクチャ、ユニットテスト、CI/CDの導入など、さまざまな改善活動を経て社外に向けてアピールしても恥ずかしくないレベルにはできたかな?と思っています。

やってみたい業界があった

先日第二子が産まれて我が家は4人家族になりました。この子育てしている今だからこそ、子育てに関連したサービスに関わりたいと思いました。

自身のスキルアップ

育休中に今後のキャリアについて考えた結果、直近5年くらいを目処に今のスキルの中心にあるiOSを深めつつAndroidやAPIなど関連するスキルを習得して「アプリ周辺は一通りできる人」を目指そうと思っています。
転職後もiOSを中心に働くことにはなりますが、AndroidやAPI周りの開発も少しずつやっていければと思っています。

退職までにやったこと、やっててよかったこと

普段から自分しかできない仕事を作らない

退職の意向を伝えてから最終出社日を迎えるまでの間で、引き継ぎ資料を作っている先輩を何人も見てきましたが、私は一切作らなかったです。自分しかできない仕事が存在しないように動いていたため作る必要がなかったのです。(ちなみに育休を取るときも引き継ぎ資料は作っていないです。)
組織改編や転職でメンバーが増減することもあると思っていたため、会社という組織として働き続けられる環境を作ろうと動いていました。具体的にはチームメンバー全員が同じ仕事をすることで属人化しないようにしていたことと、できる限り自動化することでCI/CDの設定やREADMEを読めば分かる状態にすることを心がけていました。(前者は小さい組織だったからどうにか回っていたのかもしれないです。)

ドキュメントを残す

自分しかできない仕事がないとはいえ、チームの中で暗黙知になっているものがいくつかありました。今後新しいメンバーが増えた際にキャッチアップしやすくなるよう、退職までにできるだけドキュメントに起こしてきました。今後も定期的にメンテナンスされていくことを願います🙏

有給消化中の過ごし方

育休の代わり

先日産まれた第二子と触れ合ってます。(2年前の息子そっくりw)
本当は友達(同期)が個人開発してるアプリにprを投げようと思っていたんですが、頭が育児モードに入って開発しようという気持ちになかなか切り替えることができませんでした…(ごめんね)。
今回の休みはたった2週間ではありますが、リモートワーク中心になったおかげで引き続き家にいることが多いと思うので、休憩中に触れ合っていきます。

部屋の模様替え & 断捨離

今までリビング横の和室にデスクをおいて仕事をしていましたが、同じ部屋に息子の服やおもちゃもあったため、保育園から帰ってくると和室がわちゃわちゃします。妻にも息子にも気を遣わせてしまうため、物置になっていた部屋にデスクを移動しました。合わせてとりあえず物置に追いやった使わない奴らを一掃しました。ゴミも捨てたし仕事部屋?もできたし、大満足です。

テレビ台も新しく買い直しました。間に合せで買ったテレビ台は息子にいじられまくって困っていたんですが、たまたま近くのお店で見たテレビ台が気に入ったのでポチ。ケーブル類が見えなくなったし、息子にいじられづらくなった、良き。

記事を書く

育休中に考えていた設計を盛り込んで実装しリリースもできたので公開しました。
初めてZennを使って記事を書いてみましたが、すごく書きやすかったです。Git管理できる、ローカルで好きなエディタ使って執筆できる、Docker使って環境構築すればローカルもきれい、良いことが多かったです。

退職エントリを書く

これです。

今後について

引き続きアプリエンジニアとして仕事をしていきます。落ち着いたら新しい職場での仕事について書けるといいなと思っています。

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