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DEAD OR SCHOOL ~その4~戦え、ヒサコ! 地上を取り戻すために

緊張感あるストーリーも、
世界観を引っ張ってってくれるぞ。

このゲーム、イベントシーンで
ちょくちょくアニメが入るんだけどね。

まあフラッシュアニメ程度の出来で、
『CRYSTAR』のOPアニメとは比較するのも酷だ。

でもね、構成が上手いのよ。
ボイスなし・ダイジェスト的なカットなんだけど、
ストーリー面で必要な情報が凝縮されてて。

ほらゲームのムービーシーンって、
昔からしょっちゅう槍玉にあげられてきたじゃん?
「ムービーが観たいんじゃない、ゲームをさせろ」って。

それもそのはず、プレイヤーにとって
「入力を受け付けない時間」は苦痛でしかないのよ。

ムービーシーンが何かと嫌われがちなのは、
自分で動かすのが楽しいゲームで、動かせなくなるからだ。
だからってQTEをてんこ盛りにされたり、
リアルタイムムービーでカメラがどっか行っても困るが。

そこんとこを『DEAD OR SCHOOL』はよくわかってる。

イベントシーンのムービーはダイジェスト的なもので充分、
とにかくユーザーにヒサコを動かしてもらおう、と。

いやまあ、アニメーションを充実させるだけの
開発費もなかったんだろうけど。

『DEAD OR SCHOOL』はイベントシーンに限らず、
常に「ゲームという媒体であること」を意識してるんです。

世界観やストーリーは秀逸だよ?
でも、必ずゲームの部分が前に来てるっていうか。

ほんと、すごく面白かったよ。
ヒサコちゃんのフトモモも堪能できたし。

…むしろ、ジャケットで
そのフトモモに目が行ったからこそ、
買ってしまった
わけですが。

ああ、そうさ。
私はフトモモが大好きさ!

『DEAD OR SCHOOL』は難易度こそ高いものの、
そこいらの「難しさをはき違えた失敗作」じゃない。

ゲームバランスは意図されたものであって、
ユーザーには無数の手段が用意されてる。

操作系統がFPS(TPS)寄りなので、
2Dアクションユーザーにとっては
そこが最初のハードルになるかもしれないけどね。

腐敗生物どもに蹂躙された地上を取り戻すため、
キミもヒサコと一緒に戦わないか?

そして誰もがこう思うだろう。

   「そんな装備で大丈夫か?」

大丈夫だ、問題ない。
この装備で戦うのが面白いんだからさ。