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グリム・ガーディアンズ~インティクリエイツの2Dアクション~

宣誓ッ!

私たちは悪魔ハンターシップにのっとり、
正々堂々と悪魔をブチ転がすことを宣言します!

そんなこんなで今回ご紹介するのは、
この春にインティクリエイツより発売されたばかりの
『グリム・ガーディアンズ』です。

ぱっと見はあれですよ、ほら。
2D探索型アクションの金字塔『悪魔城ドラキュラ』でしょ?
まあ実際、多少なりとも意識はしてるんだろーけど…。

しかし開発元は2Dアクションで
そこそこ定評があるよーなないよーなインティクリエイツ。
『白き鋼鉄のイクス』とか作ってるとこ。

で、インティクリエイツの2Dアクションといったら、
ぶっちゃけ『ロックマン』なんですよ。
ロックマンで大体合ってる。

…なので、この『グリム・ガーディアン』もね、
見た目は悪魔城でも中身はロックマンなんだろーなー、と。

悪魔城を期待しちゃいけない。
ロックマンだ、ロックマンなんだぞ…と自分に言い聞かせながら、
発売日にちゃっかり購入。

そんなわけでゲームスタートです。

なお、発売の直後にプレイした日記のため、
アップデートは一切してません。
現在は改善されてるかもしれませんので、ご了承ください。

そんじゃー、まずはグラフィックから行こうか。
グラフィックはご覧の通り、2Dのドット絵がメインでね?
ドット絵のアクションゲームとしては及第点といったところ。
マシンガンの薬莢が飛び散るなど、芸も細かいぞ。

まあ、この間の『ロードス島戦記』が
超絶ハイクオリティのドット絵だったもんで、
あれと比べるとどうしても…ネ。

お次はBGM。
こっちは残念ながら平々凡々な出来…って感じ。

いやね?
何も『オーバーロード』みたいにBGMが消えまくるわけじゃないし、
ステージごとに鳴ってることは鳴ってるのよ。

ただ、このゲームデザイン&世界観だと、
比較対象は必然的に『悪魔城』シリーズになっちゃうわけで。
悪魔城サウンドに勝てるわけねーじゃん、って話になる。

それを差し引いても、耳に残らないというか…。
サウンド会社に外注で無難に作ってもらいました、的な?

でもスタッフロールを見るに、
インティクリエイツ社内のBGMチームらしい。

これはひょっとしたら、
後述のシナリオに振りまわされたのかも…?

まあグラフィックとBGMに
そう大きな問題はございませんよ、と。

さてさて、ここからがゲームの部分についてだ。

『グリム・ガーディアンズ』は
ステージ制を踏まえた探索型の2Dアクションゲーム。

ワープポイントがステージ間に配置されてるので、
自然とステージごとの探索になるわけ。

んで、神園姉妹を切り替えながら進むの。

 <しのぶ(姉)>
  ・マシンガンによる遠距離攻撃がメイン
  ・弾数は無限だが、装填数には上限があるため、
   適度にリロードしなくてはならない
  ・弾丸一発ごとの威力は低い
  ・位置の低すぎる敵にはマシンガンが当たらない
   (サブウェポンなら当てられる)
  ・HPが多い

 <真夜(妹)>
  ・折り紙の剣による接近戦がメイン
  ・敵の盾を無視できる
  ・攻撃力が高い
  ・足元の敵も攻撃できる
  ・HPが低い

しのぶ・真夜ともに性能面に個性があるでしょ?

…でもさあ、HPの設定おかしくない?
なんで接近戦タイプの真夜のほうが、HPが低いわけ???

このゲーム、敵の攻撃力が高いのよ。
真夜だと3発も食らえばダウン&救助待ちってくらいに。
それなりに回復手段も用意されてる、とはいえ…。

いやいや、やっぱりHPの設定が姉妹で逆でしょーよ。

このあたりから、このゲームへの
違和感が大きくなってったんだよなあ…。

とりあえずアクションゲームとしては上々の出来よ?
キャラごとの性能差を活かせる場面は多いし。

サブウェポンも使えるものが揃ってるぞ。

特にしのぶの『退魔グレネード』は
上に投げてよし、下に転がしてよし、威力よし、
おまけに燃費もよし!

またしのぶの場合は、
おおぬさ(巫女さんが振るアレ)で
回復アイテムを生成することもできるぞー。

一方、真夜のサブウェポンは
移動範囲を広げたりってものが多いかな。
和傘で飛距離を伸ばしたり、
ペンギンで溶岩を凍らせたり…。

ただ、この『鎌』は威力絶大っ!
ボス以外の敵は一撃で倒すことができるぞ。
面倒くさい中ボスはこいつでバラしてやろうぜー。

…肝心のボスにはあまり効かないけどね、鎌。

サブウェポンの切り替え方法も

 ・リアルタイムでひとつずつ切り替え
 ・ゲームの進行を一旦止めて選ぶ

この二種類が用意されており、
まさにカユいところに手が届く感じだ。

こういう細かい部分のUIひとつで、
ゲームの快適性や没入感が変わってくるからねえ。

…その割に、探索中はマップを確認できないという
仕様面のミスがあったりもするけど。
現在位置くらい確認させてよ…え? ほんとにできないの?

なお、難易度はいつでも変更できる。

そんでイージーだと、

 被ダメで吹っ飛ばない
 残機が無限(なので得点アイテムは無意味)

という調整が入ってるぞ。
今回はやりなおすのも面倒だしな~ってことで、
イージーでプレイしましたヘタレでございます、はい。

あれやこれやのパワーアップは城を1周してから。
しのぶは上方攻撃、真夜はタメ攻撃ができるようになるぞ。

HPの最大値を増やしたり、
マシンガンの装填数を増やしたりってのも、
そこからの話だ。

最初はそういうパワーアップがないのかと思ったよ…。

…とまあ、ここまで紹介した分には
いいゲームなんですよ。

ここまで紹介した分には、ね。

後半へつづく。