林芳正答差控

答えは差し控える

という言葉は政治家は使用禁止だ。
なぜなら国民の知る権利憲法21条に明確に違反しているから。

答えは差し控えるものではない。答えるものだと小学校で習わなかったか林芳正くんは。いや、日本の最高学府やハーバード大学でも教えてもらえなかったのだろう。可哀想に。税金の無駄遣いとはこのことではないか。

この官房機密費の使途について、ある程度の期間が経過したのちの全面公開を希望するし、それができないとでも言おうものなら官房機密費自体をなくしてほしい。

「そんなことをしたら北朝鮮やロシアが」「青臭いことを言うな」などと言う勿れ。そのロジックに市民は騙されてはならない。政治資金の透明化はその国の未来を作る。国際的な尊敬は多額の利益を産むことが分からないほど彼らも愚かではあるまいに。

自民党の金の使い方について、大手メディアが沈黙を貫くのもいただけない。腑抜けにも程がある。リクルートコスモス、ロッキード、その他戦後最大の政治スキャンダルと言われる過去の事件に勝るとも劣らないニュースではないか。官房機密費で票を買っていたのだ。汚職なんてレベルではない。まるで選挙制度そのものを亡き者にする「血を流さない国民粛清」だ。
江副や角栄どころの話ではない。なぜなら関係者を逮捕しようとすれば現在の政府与党のほとんどがお縄になるからだ。それに自民党を肥えさせたシステムそのものであるからだ。

ジャーナリズムは腐っているのか、それともかつても今に至るまでもそもそも存在すらしなかったのか。
メディアの及び腰というのか寄らば大樹の陰とでも言うか、そのご立派でいたいけな精神は未来の日本を食い潰しているのだ。

皆のもの、きちんとやれ。話はそれからだ。

林芳正官房長官は13日の記者会見で、内閣官房報償費(機密費)の具体的な使途について明言を避けた。「答えは差し控える」と述べるにとどめた。自民党の鈴木馨祐衆院議員が12日のNHK番組で機密費を巡り「選挙目的で使うことはない。断言する」と語ったことに関し、問われた。
 「国の機密保持上、使途を明らかにすることが適当でない性格の経費として使用されている」とも説明し、従来の政府見解を繰り返した。

東京新聞2024/5/13

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