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【第0回コーチング記録】最初の認識合わせ

はじめに――コーチになった経緯

 こんにちは、この度ポケモンユナイトチーム「Quintet」のコーチに任命されました、ここねちゃんです。

 過去に神速つむぎ鯖でコーチ権限を持っていたり、ゆないと幼稚園というコーチングサーバーを設立したり……という流れはあったものの、私自身がコーチになるという考えには至りませんでした。

 その原因について、私個人の範囲では「コーチを務める技量があるのか」「自分の熱意とマッチする固定/チームがあるのか」という不安が挙げられます。

 界隈全体としては、「上級者でなければ務まらない」「上級者は自分のゲームで手一杯」という状態にあったのかなと思っています。
 自分のプレイ時間を割いてまで他人の補助に回るというのは、ポケモンユナイトというゲームを心底好きな人からしたら、やや難しいのかなと。

 私はプレイヤーとしては一応上級者側に位置します。最上級者の方々からしたら足元にも及びませんが、仮にも上級者です。
 今まで「T2_Mameさん」「T2_Takishimaさん」「ゆめおちさん」「きゅぅさん」「すずねさん」「ゆぽのさん」といった最上級者の方々とも遊ばせていただき、数々のミクロ・マクロを第一線で見てきました。

 こういった経験をどこかに活かしたいという気持ちは常々ありました。

 しかし、私はプレイヤーとしての素質が足りません。アクションゲームが苦手で、リアルタイムの処理が非常に不得手なのです。年齢ですかね、17歳なのに
 仕方ないので細々と記事を書いたり、Twitterで皆の質問に回答したり、そういった頭脳面で活動しながらエンジョイユナイトをしていた日々です。

 そんな悩みを抱えていたところにコーチのお誘いを頂き、また、そのチームが非常に熱意的で組織的だったことに衝撃を受け、コーチになろうという決心が付きました。

 コーチング経験はあるものの、コーチとしての経験はありません。手探りで活動することになります。
 この記事をお読みの皆さま、どうぞ温かく見守り、時には改善案を投げながら、これからのコーチング記録などをお読みいただければと思います。


今回のお仕事――認識合わせ

 皆さん、コーチのお仕事って何だと思いますか?

 実際、私にコーチを依頼したリーダーさえ、何の仕事を任せたいのかは明確ではありませんでした。
 「コーチにしてほしいこと」と「コーチがしたいこと」、これは一致するべきだと思います。

 求めていたものと違う……となるのは選手にとってもコーチにとってもストレスでしょう。そういうのは避けたいです。

 なので、コーチとして正式に任命される前に認識合わせを行いました。

  • コーチとは何なのか

  • コーチはどんな仕事をするのか

  • コーチを付けるとどんなメリットがあるのか

  • 逆にデメリットはあるのか

 という点を確認し、相互に十分な理解をした上で改めてコーチを採用するか決めようの会ですね。

 ちなみに喋るのは得意じゃないので台本を用意しました。今回はその台本をそのまま上げます。
 ※一応前日に試合の様子を見ながら一部アドバイスなどをしています


本文――台本にちょい足し

改めまして、はじめまして。ここねちゃんと申します。
いやー、はじめまして。初回の顔合わせですからね、はじめまして。

今回はまず、コーチって言う概念について認識合わせをしたいと思っています。

さて、コーチってどんな仕事だと思いますか? 一人ずつ

「分からないことを教えてくれる人」
「自分たちだけじゃ見えない視点をくれる人」
「公平な判断をしてくれる人」

実際の声から幾つか、大体の意味で文字に起こしています

ありがとうございます。

コーチングって一般的には「答え」を教える活動だと思うんです。「この場面はこうするべきだった」「このキャラはこういう動きが強い」みたいな。

でも、私は決して答えを与える存在ではありません
勿論、現時点では多少私の方が経験や知識に勝る部分はありますから、答えを与えることはあると思います。

でも、それは今だけの話です。後々、私よりも皆さんの方が上手くなるという前提を理解してください。
いずれ私よりも皆さんの方が、経験でも知識でも勝る存在になります。

そうなると、コーチの仕事って何になると思いますか。


私は庭師のような仕事だと思っています。庭師。庭を整える人ですね。

庭師の仕事も多分幾つかあるんですけど、私の庭師イメージでは大きく二つ。手入れデザインです。


まず一つ目に、庭木の手入れですね。
木の枝は剪定しないといけないですから。

今から言う木は選手一人一人のことで、枝は選手が考えていることですね。

ユナイトは特にチームゲーですから、それぞれが違う方向を向いてしまうことって多々あると思います。

例えば今はアマ―ジョが強い環境ですけど、アマ―ジョを使いたい人がいれば、アマ―ジョの対策パーティーを組みたい人もいる。あるいは、単に好きなキャラを使いたい人、1キャラを極めたい人。いろんな考えがあると思います。

そういった枝を上手に剪定しないと、隣の木に枝が伸びて行ったり日当たりが悪くなって木が育たなくなったりします。各人のやりたいこと、目標など、考えていることを俯瞰して全体の調和を図ることが必要だと思っています。


庭師のお仕事その②、庭全体のデザインです。

まず、庭のどこに何があるのかは整頓したいですよね。
手軽に、楽しく庭遊びできるようにしたいです。

これについては既にリーダーさんが進めているみたいなんですけど、ゲームに集中できる環境作りです。
discordの環境整備だったり、対戦記録の管理。練習しやすい環境を作っていこうと考えています。

他にも、雑草が生えたら抜く必要があると思います。
チーム内でのいざこざとか、チーム外での問題ですね。

あるいは私生活での問題もあると思います。
そういう生活や体調状況、メンタルの調整なども行います。


こういった庭師の仕事が、私の目指すコーチングです。
これは皆さんが上手くなるため、上達速度を上げるため、安定的に活動するために必要なことだと思っています。

ただし、これらを実現するためには、私に庭を預ける必要があります。
勝手に枝を切られて不満が貯まるとか、それで木を腐らせる可能性も十分に考慮しています。

コーチというのはチームにとってメリットが大きい反面、リスクのあるお仕事だと私自身重く受け止めています。
その分、任せていただける際には誠心誠意取り組みたいと思っています。

以上のお話を聞いた上で、私をコーチにするかどうか今一度お考えください。
質問などあればお願いします。ここまで台本です。ご清聴ありがとうございます。


おわりに

 こんなスピーチをした後に、改めてお願いしたいと言われたのでコーチになりました。

 今後についてですが、まずは各選手のプロフィールを聞き取り、どんな能力があるのか、どんな方向を目指したいのかを把握しようと動いています。

 次に健康管理ですね。
 流石に各人の生活には干渉できないので、練習前に「体調」、練習後に「パフォーマンス」を自己評価で書いてもらいます。

 体調の波や、どんな時にパフォーマンスが高いかのデータ的な側面もありつつ、体調が悪いときは無理をさせないようにする計らいでもあります。

 練習メニューも、限られた時間を最大限使えるよう組みたいです。特に主要メンバーさえ毎日参加できるというわけではないので、その辺りも考慮していきたいです。


 これにて今回の第0回コーチング記録は終了となります。
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 今後ともよろしくお願いします。

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