野球応援
疲れってどうやったら癒されるのだろう。話し声が雑音に聞こえるようになった。帰宅を待ち侘びるようになった。どきどきする感情をどこかに置いてきたみたいに間抜けになった。
外を見ても重たく薄暗い雲がぼんやりと浮かんでいるばかりで気乗りしない。
ただ、そんな空に浮かぶ蒼い絵の具に心を奪われた。ぼんやりとした空が一瞬にしてキャンバスに変わり、蒼色が加わって、暗かった心に忘れかけていたもう一つの居場所を教えてくれる。
下の方に目を向けると、目いっぱいの緑。こぼれ落ちた色とりどりの緑が形を変えて地上に根を張る。
あぁ、空から生まれ落ちたのだ、私。
空から降り注ぐ光の滑り台から滑り降りてきて、大地を踏みしめて着地した。
一度着地したら上へ、空へと昇るのは難しいけれど、上へと昇り続けるために生きている。上に何があるかは分からないけれど。
悲しまないで、下を向いたままでいないで、私たちが生まれた場所はみんな同じでみんな違うけど、前を向いて歩き続ければ蒼い空へ辿り着くから。
野球応援📣の道中のバス車内から空を見ながら書きました。殴り書きに近いけど笑
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