「平和の種をまく」ーどのように?
まいたものを刈り取る
トマトの種をまけば、トマトを刈り取ります。
トマトの種をまいて、きゅうりを刈り取ることは出来ません。
では、平和の種をまけば、何を刈り取りますか。平和です。
聖書のガラテア6:7に書かれている原則を覚えておきましょう。
「人は自分がまいているものを必ず刈り取ることになります」
これは良いことにも悪いことにも当てはまります。
「平和の種をまく」とは
「平和の種をまく」とはどういうことでしょうか?
「平和をつくる人」大会3日目の午前のシンポジウムでは、その定義は特に示されませんでした。
それぞれの話し手は「平和の種をまいた」実例と方法を聖書に基づいて話しました。そして現代のドラマも実際にわたしたちにできることを示しました。
わたしは、平和が損なわれている状況で、平和をつくる努力をすることが「平和の種をまくこと」と理解しました。
平和の種をまいて平和を刈り取った人たち
ヨセフと兄たち
ヨセフは、寛大に許しました。いつまでも根に持たず、じっくり取り組みました。そして、エホバの助けを求めました。ヨセフの兄たちは悔い改めました。彼らの関係はかつて最悪でしたが、時間をかけて黙々と働く農夫のように平和の種をまき、そして平和と一致を刈り取りました。
弟ジェレミーと兄ニックは家族で自動車の修理工場を経営しています。ジェレミーの失敗をニックは無思慮に非難します。徐々に言い争いをするようになります。話し合いますが、ますます関係は悪くなります。ジェレミーはニックを憎むようになります。そんな状態で会衆ではふつうに振る舞っていて、教えてもいます。それで、自分は偽善者であると感じて、心に痛みを覚えるようになります。このままではいけないとわかっています。ジェレミーは聖書を調べエホバに祈ります。エホバの助けが必要です。ジェレミーは車を修理しているニックにコーヒーを持っていきます。ニックは少しだけですが、微笑みます。ふたりはじっくりと話し合います。共に宣教にも出かけます。少しずつですが関係はよくなります。平和の種をまいて刈り取ります。
トマトでも種をまいてから実がなるまでには時間がかかります。そのためには何が必要ですか? 神様の助けです。どうしたら得られるでしょうか? 聖書をじっくり研究することと祈りによってです。
預言は単なる予告ではない
大会3日目午後のプログラムで学んだこと
聖書の預言は将来起きる事柄の単なる予告ではありません。
では、何でしょうか?
それはエホバが必ずそのようになさるという保証の言葉です。
ドラマ「エホバは平和へと導いてくださる」第2部は
ダニエルの時代から現代に至るまで、エホバのご意志に沿って物事がなされてきたことを確証しています。
この大会の結びの話は「誰もがエホバに仕え、平和になる時が来る!」という題です。この話の英語の主題はシンプルです。
"Universal Peace Is Sure to Come!"
Universal いつでも、どこでも、普遍的な、全宇宙に及ぶ平和です。
これはエホバによってのみ可能となる平和です。
エホバはイエスを遣わしてくださいました。
イエスはサタンと配下の者たちを取り除かれます。
そして、千年統治でサタンの影響をすべて取り除きます。
全人類は完全になり、最後の試みののち、すべてがエホバに服します。
エホバの平和をもたらす壮大な計画に加わりたいですね。
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