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芸観大生による中高生のための演劇WS『演劇ってなんだろう?』レポート3

本記事は、芸観大生による中高生のための演劇WS『演劇ってなんだろう?』レポート2の続きです。まだ読んでいない方は、先にレポート2をお読みいたくことを推奨します。

本企画は、豊岡市民プラザ・NPO法人プラッツ主催のもと開催され、但馬地域に住む中高生を対象に募集しました。当日は大学生によるファシリテートのもと、計4つのプログラムを行いました。

③えんじるプログラム『上手にウソをつく!?︎』

【日時】
5月5日 10:30-12:30

【参加者】
中高生12名 大学生3名

【内容】
2日目は早速、ウソを交えた自己紹介から始まりました。全員で自己紹介を回す中で、参加者は好きな食べ物や趣味について必ずウソをつかなければいけません。その後各自のウソを告白し、「バドミントン部でした→テニス部だったけど本当はバドミントンの方が得意です」など、事実の中にウソを仕込むことで、訂正があるまでウソとだ思っていなない様子でした。その後、5〜6人のグループに分かれ、それぞれの思い出の遊びを紹介しました。自分しか知らないオリジナルの遊びを、別の参加者が即興で紹介するワークです。話者は、紙に書かれた名前からその場で推測し、まるで知っているかのように思い出を語ることに苦戦していました。聴く側も「誰と遊んでいたの?」「どうやったら勝ちなの?」などの質問をすることで、紹介の手助けをお互いにし合う姿が見えました。

後半は、「秘密の目的を達成する」ペアワークを行いました。グループ内で2人ペアを作り、お互いに知られてはいけないミッションを先に達成した方が勝ちというゲームです。二者間では、本来のミッションを悟られないために、遠回しにウソをつき相手を誘導する高度な駆け引きが行われていました。

最後は、4対4で同様のゲームを行いました。「部屋から相手側を出させたい」と「部屋から相手を出させない」という、攻防戦のようで両チームとも達成できる協力ミッションでした。参加者からは、「最後のゲームで2つのチームの利益が一致していても、お互いが気がつかないことがあるため、共有することが大切だと思った」などの感想も出て、新たな発見に大いに盛り上がりました。


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