ひびやのとびらメンバー紹介② 〜まお編〜

こんにちは!まおです。日比谷高校出身で、現在イギリス・ロンドンにある大学に通っています。今日は私の自己紹介とポッドキャストにかける想いをちょっっとエッセイぽくお届けします!笑


中学2年の秋、私は小さなコミュニティでの生活に息苦しさを感じていた。

戸を叩けばいつでも笑顔で迎えてくれる隣のおじさん。ひとたび街に出れば必ず見つかる、見知った顔。
生まれてから15歳までずっと田舎育ちの私にとって、この小さなコミュニティは安心と平和に溢れた場所。私はとっても恵まれていた。

そんな不足のない生活だったはずなのに、いつも誰かに「これでいいの?」と囁かれているような感覚が私の生活にどんどん侵入してきた。
同じような考えや価値観を持った人・「常識」を共有する人との暮らしやすさと引き換えに積み重なった小さな妥協が招いた違和感だったのだと、今になって思う。

「違和感」

違和感がなんだったのか、はっきりと言うことはできないけれど、私の「アンテナを張り続ける」ことへのこだわりが、当時の住んでいた環境とマッチしなかったからじゃないかな、と思っている。

アンテナを張り続けることは、自分のものと異なるアイデアや考え方になるべく多く触れて、それをオープンに受け止めることだと思っている。
わたしが想像したこともないようなアイデアを持っている人、正反対の考え方をしている人、そんな人がこの世の中にいるのなら会ってみたい。自分と全く違うものにどんどん触れてみたい。

そんな想いが大きくなるにつれて、「違和感」も大きくなっていった。

この想いを6年くらい追いかけてきた結果、山あり谷あり、わたしは今イギリス・ロンドンで大学に通う、という選択肢にたどり着いた。

アンテナを張るということ

インターネットが発達したおかげで、自分が「知りたい!」と思ったことはキーボードを叩くだけでなんでも手に入るようになった。
でも、わたしの前のパソコンのスクリーンだけでは、このアンテナ張りを完結することはできない。

わたしが大切にしてきたこの「アンテナを張ること」は、2つの部分から構成されていると思っている。

1. 自分のものと異なる考え方・アイデアを発見すること
2. それについて「知りたい!」と思うこと

自分の想像を超えるような新しいものに触れるためには、自分からあえて日常とは異なる環境を見出していくことが必要だと思っている。これが、わたしが海外に行って「違うもの」をまずは目の当たりにしたいと思った理由だ。

一番難しいのは2番目だと思っている。どれだけ新しいものに出会っても、それを見て反応したり興味を持ったりできるかどうかは、自分次第だ。自分とは違うものだと拒絶することだって、無関心でいることだってできるし、その方が生きるのがずっと楽かもしれない。それでも、「知りたい!」と思い続けることを選び続けたいと、わたしは思う。

ロンドンで生活していると、いやと言うほど多様な人種、言語、文化に出会う。毎日新しい発見がある。そして、大学の寮の中でそんな多様性と一つ屋根の下暮らすためには、それらについて知り、受け入れることが必要だ。
大学の寮での共同生活は、新しさに興味を持ち続けさせる環境を提供してくれている。
今の環境はわたしのポリシーに沿った生活ができる、自分の納得する生き方を追いかけられるもので、だからこそ、わたしはこの人生を選んで良かったと思っている。

ポッドキャストで伝えたいこと

人にはそれぞれ、どうしても譲れないものがあるんじゃないかなと思っている。ポリシーとか信条とかそんな大層なものでなくて、小さなことでもいい。

その「譲れないこと」を妥協して生きていくことも、一つの選択肢だと思う。それでも、それを少しでも追求して生きていきたいと思う人たちがいるとしたら、わたしはその決断を応援したいし、わたしのできる形でサポートがしたい。

その譲れない何かを追求したらいつも海外に出るという決断になるというつもりは全くない。納得のいく結末なんて千差万別だ。でも、そんな多くの人がでこぼこ道に出会う。急な坂道に出会う。そんな時に、その道を誰かと一緒に歩けたら、とっても心強い。そんなポッドキャストにできたらなと思っている。

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