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今年は玄関前で出迎え 大曲浜獅子舞 宅地巡り新春祈願

 東松島市の無形民俗文化財「大曲浜獅子舞」の新春祈願が2日、市内で披露された。防災集団移転団地や商店街などをにぎやかに練り歩いた。【渡邊裕紀】

 同獅子舞は約350年の歴史を持ち、昭和58年に市無形民俗文化財に指定された。震災後は地元の若者を中心とした保存会が活動を続けている。例年2日かけて屋内外で獅子舞を披露しているが、コロナ禍の今年は屋外のみとし、1日に短縮した。

大曲浜獅子舞新春祈祷 (161)

あおい地区を回り、地域に福をもたらした

 玉造神社=同市大曲=で神事を執り行った後、防集団地のあおい地区や矢本地区の商店街を練り歩いた。この日の市内は気温が1度を下回る厳しい寒さとなったが、笛や太鼓の音が聞こえてくると市民が路上で出迎えた。

 同保存会の土門勇樹会長は「昨年はコロナ禍で地域での披露ができなかった。今年はそれを吹き飛ばす勢いで、市民の皆さんに元気を届けられたら」と話していた。


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