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石鳳祭4年ぶり通常開催

好天後押し にぎわうキャンパス

石巻専修大学(尾池守学長)の大学祭「2022石鳳祭(せきほうさい)」が8日、開幕した。台風19号に伴う中止やコロナ禍の規模縮小を挟み、一般来場者を入れての通常開催は実に4年ぶり。学部生にとっては初の大学祭となり、実行委員会(鳥井潤太委員長)も手探りの中で本番にこぎ着けた。キャンパス内は、模擬店やステージ発表などで久しぶりの活気とにぎわいに包まれた。9日(最終日)はマグロ解体ショーや人気芸人によるお笑いライブなどを催す。

実行委「先輩築いた伝統復活」

 祭りテーマは「プレシャス・タイム」。全員でかけがえのない時間を共有しようという思いを込めた。学生食堂前で開かれたオープニングで鳥井委員長(理工学部3年)は「(祭りの)実施経験がなく苦難もあったが、委員全員で力の限り準備した。先輩が築いてきた伝統の祭りを復活できうれしい」とあいさつした。
 ゼミ、サークルなどの模擬店ではかき氷やポップコーン販売などが繰り広げられ、地元飲食店によるキッチンカーも出店。商業者や生産者による地場産品販売コーナーの前にも多くの人が並んだ。
 軽食販売を展開した菅原秀虎さん(理工学部2年)は「昨年は開かれず残念だった。念願がかなったので皆で盛り上がりたい」、北舘瑠香さん(同)は「天候に恵まれて最高。良い思い出になる」と声を弾ませた。
 9日の目玉企画は午前11時から学生食堂で始まる「マグロ解体ショー」(無料振る舞いは正午から200食限定)と、人気漫才コンビの流れ星☆らが出演するお笑いライブ(午前11時整理券配布、午後1時開演)。1日目と同様、模擬店やステージ発表も行い、午後4時40分のフィナーレではビンゴ大会を催す。
 石鳳祭は、令和元年度は台風19号の影響で声優ライブを除き中止し、昨年とおととしはコロナ禍に伴う規模縮小で動画配信形式をとっていた。
【山口紘史】



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