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海斗の愛機リニューアル

マンガフェス・迫力水上ショー

 石ノ森萬画館で20―21日、マンガッタンフェスティバルが開かれた。中瀬公園ではご当地ヒーロー「シージェッター海斗」の水上ショーやステージショー、演奏会などが開かれ、両日とも多くの親子でにぎわいを見せた。

新しくなった「イスラスタ」が旧北上川にお目見えした

 同館開館日(7月23日)を祝うイベントで、特に今年はシージェッター海斗が20周年を迎える記念として、ステージショーのストーリーを一新。日本でも珍しい水上ショーでは、海斗の乗る水上バイク「イスラスタ」が、ヤマハ発動機㈱=静岡県=の協力でリニューアルされた。

 21日は新しい「イスラスタ」の授与式を開催。12年ぶりに新しくなるとあって、多くの親子や熱心な海斗ファンが集まった。萬画館を運営する㈱街づくりまんぼうの木村仁社長は「震災後、海斗の活躍を通して、多くの人が水辺に戻ってきてくれた。水上ショーはほかに例がなく、これを大切にして石巻と海斗を全国に広めたい」とあいさつ。除幕式が行われた後は旧北上川で水上ショーが始まり、赤いボディが特徴的なイスラスタが海斗と共に躍動し、ファンの目をくぎ付けにした。

企画展効果でにぎわい

 同館では国民的アニメ「クレヨンしんちゃん」の企画展も行われており、スタンプラリーの開催で中心市街地もにぎわいを見せた。岩手県から訪れた菊池春奈さん(23)は「昔からロボコンのファンで、サブカルチャーを観光に生かす石巻に興味があった。スタンプラリーで各所を巡るといろんな発見がある」と話していた。

 市かわまち立体駐車場は、両日とも午前中には満車となり駐車待ちの渋滞も起きた。毎年子どもとフェスに来ているという東松島市の男性(36)は「駐車場混雑を避けるため、早めに会場を訪れた」と話し、余裕をもってステージショーなどを楽しんでいた。
【渡邊裕紀】

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