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「井内と稲井」2つの「いない」がある理由

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北の真野川と南の牧山に挟まれたJR石巻線の陸前稲井駅。駅の住所は石巻市井内滝ノ口で、古くから井内石の産地である周辺には石材店の看板が並ぶ。「いない」には住所に残る「井内」と駅名などで表記される「稲井」がある。

今回は、読みは同じだが違う漢字が生まれた経緯を中心に紹介する。そこには、近代社会制度を作り上げていく中で、地域をまとめていこうとした、先人たちの思いが込められていた。(石森洋史)

石巻市井内滝ノ口にある陸前稲井駅


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