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乗り鉄も撮り鉄も集まれ! 石巻ニューゼなどで企画展 12月中旬まで

石巻駅111周年&ニューゼ11周年
11月11日から1並び鉄道フェア

 石巻市の玄関口である石巻駅は先月28日に開業111年を迎えた。石巻市中央二丁目の震災伝承施設「絆の駅 石巻ニューゼ」は今月1日で開設11年。それにちなみニューゼは11日から「鉄道フェス2023 in石巻」~見て、学んで、語る~を開催する。鉄道写真家、武川健太さんの自信作などを展示。また、17日からは隣接する人とアーカイブの「交差点」で「石巻の鉄道 歴史パネル展」を催す。12月2、3日はトークイベントを開き、撮り鉄、乗り鉄、呑み鉄らが熱い思いを語り合う。いずれも入場無料。

イベントポスター(会場によって休館日が異なるため注意してください)

 鉄道フェアはニューゼを運営する石巻日日新聞社と、人とアーカイブの「交差点」を運営する特定非営利活動法人石巻アーカイブの共催。JR石巻駅、石巻市、石巻商工会議所、石巻観光協会、街づくりまんぼう、ラジオ石巻が後援する。

 1世紀以上も石巻地方を支えてきた鉄道にスポットを当て、歴史と未来を考える機会にしようと、111周年に合わせて「1」並びの11月11日から開く。

武川さん自信作など展示

 2会場のうち先行して始まるニューゼは、「石巻・宮城の鉄道写真展」。本紙に「花鳥鉄道風月線」を連載中の武川さんが、これまで数多く撮影してきた仙石線、石巻線などの写真の中から、選りすぐりの作品を約30点展示する。

 このほか地元の鉄道愛好家、長谷部雅人さんらの写真や石巻日日新聞が伝えてきた石巻駅と鉄道関連の記事、震災前や震災後の記念イベントの写真などをパネルで紹介する。12月17日まで。
(午前11時―午後4時、月・木曜休館)。

 一方、「交差点」では石巻線と前身の仙北軽便鉄道、仙石線と前身の宮城電気鉄道、さらに石巻線が延伸される以前に湊―女川を往復した金華山軌道などの古い写真・資料のパネル展を行う。12月18日まで。
(午前10時―午後5時、火・水・木曜休館)。

 トークイベントは12月2、3日ともニューゼ2階を会場に午後2時から実施。

 2日は武川さんが作品の解説やエピソード、写真撮影のポイントなどを語る。

 3日は「鉄道よもやま話」と銘打って、武川さんと長谷部さん、ゲストに三笠亜希子石巻駅長を招いてトークセッションを繰り広げる。コーディネーターは〝呑み鉄〟を自称する石巻アーカイブ代表の小野寺豊さん。鉄道の魅力などを語り合う。両日とも予約不要だが、定員は25人。

 フェアをプロデュースする武川さんは「石巻で鉄道を楽しむイベントを初開催します。ぜひ足を運んでください」と多くの来場を呼び掛けている。

※サムネイル画像は鉄道写真家の武川健太氏、鉄道写真愛好家の長谷部雅人氏らの撮影です。

【平井美智子】





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