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石巻地方の教員人事 小中学校270人異動

復興加配は減少の一途

 県教育委員会は22日、令和6年度教職員人事異動を発表した。東部教育事務所管内の石巻地方は、退職者を除く小中学校の異動が前年度比9人増の270人。教職員の段階的な定年の引き上げで定年退職者はおらず、役職定年による校長から教員職への異動が目立った。(石巻日日新聞 3/22(金)3面に名簿掲載)

 管理職の異動は、校長24人(小学校17人、中学校7人)、教頭26人(小学校17人、中学校9人)。このうち小学校長は9人が転任し、8人が新任。石巻市の旧市内は、住吉小に鈴木智赤井南小校長、湊小に今藤良弘桃生小校長、釜小に松川忠孝和渕小校長、稲井小に遠藤範子鮎川小校長、向陽小に県総合教育センターの永野孝雄指導主事が就く。

 中学校長は3人が転任し、4人が新任となる。旧市内は、住吉中に山田敦子岩沼西中校長、山下中に佐々木裕鹿妻小校長が転任。万石浦中に佐藤伸一郎蛇田中教頭、河南東中には石巻市教委の齋藤和宏指導主事がそれぞれ就く。

 また、東日本大震災被災地の児童生徒に対して指導の充実と心のケアを図る「教育復興加配」は、小中合わせて教員14人、養護教諭5人。5年度は教員17人、養護教諭7人であり、復興加配の人数は年々減少している。

 31日付で退職する教職員は45人(小学校27人、中学校18人)。他の自治体への異動などでの退職者で、定年が61歳に引き上げられたことから定年退職者はゼロとなった。

 高校は石巻好文館に及川徹校長(東松島)、石巻商業に佐藤好彦校長(鹿島台商業)が就任。石巻市立桜坂には、佐々木宏明教頭(南三陸)が新しく着任する。
【泉野帆薫】

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