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5人同時に女流棋士と対局

長考なく打つプロの一手 女川ふれあい将棋大会

 女川将棋クラブ(酒井孝正会長)主催の第2回東北電力杯女川ふれあい将棋大会が7日、女川町まちなか交流館で行われた。参加者は子どもの部と大人の部に分かれた対局のほか、女流棋士2人との指導対局で腕を磨いた。

子どもも大人も腕試し

 子どもの部に16人、大人の部には60人が参加。前回は町民に限定したが、今回は将棋人口の拡大とともに世代間や地域間の交流を図ろうと、町外の参加も募った。大会は子どもが予選リーグと決勝トーナメント、大人は4番勝負の点数制によるA、B級の階層別トーナメント戦で上位入賞者を決めた。

 各部の大会後、和田あき女流二段(26)と小高佐季子女流初段(22)が希望者に指導対局。大人の部では、2人とも飛車角落ちのハンディキャップを基本として5人を同時に相手した。周りを他の参加者が囲み、ほとんど長考することなく打たれるプロの一手に注目した。

小高女流初段(手前)と和田女流二段(奥)が指導対局

 将棋の経験が浅くゲーム中心という会社員の山木風人さん(24)=女川町=は、小高女流初段の指導対局で、相手の思うように王将を動かされて5人中最速で敗戦。「プロの指導対局は貴重。素敵な方と思い参加した。ひたすらコテンパンにされたが、どうすればよかったかを教えていただいた」と楽しんだ。【熊谷利勝】

 各部の結果は次の通り。
 ▽子どもの部=①川村奏(貞山小3年)②須田響仁(万石浦小3年)③高橋正周(女川小2年)
 ▽大人の部A級=①佐藤伸(大崎市)②中塩祐喜(同)③吉田拓生(気仙沼)
 ▽同B級=①石澤慎太郎(女川町)②阿部佳広(石巻市)③佐々木司(女川町)

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