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石巻日日新聞

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石巻市・東松島市・女川町の話題を掲載している夕刊紙「石巻日日新聞」のnote版マガジンです。とっておきの地域情報と過去記事などのアーカイブ。無料と有料記事があります。ぜひぜひフォ… もっと読む
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#東松島

追悼と未来へ 青空悠々と

550匹のこいのぼり(東松島市)  震災で犠牲となった子どもたちの鎮魂と今を生きる人たちを後押しする「青い鯉のぼりまつり2024」が5日、東松島市の矢本海浜緑地公園パークゴルフ場第3駐車場で開かれた。「青い鯉のぼりプロジェクト」として続けてきたが、今年から名称を変更。550匹が晴天を泳ぎ、市内外から2千人を超す集客があった。  震災時、大曲浜で家族4人を亡くした同市職員の伊藤健人さん(31)が、弟の律君(当時5歳)が大好きだった青色のこいのぼりを命日に掲揚したことが始まり

道の駅開業は11月末予定|東松島市

加工機能備え食育学習に活用  東松島市が三陸自動車道上り線矢本パーキングエリア(PA)隣地に整備する道の駅について、飲食物販など3棟の施設工事が10月15日に完了し、開業時期は11月末を見込んでいることが分かった。18日にあった地域生産物加工研究会(鈴木しゅく会長)の総会で渥美巖市長が明らかにした。農水産業と観光振興の基地となる拠点施設であり、運営する第3セクターの㈱東松島観光物産公社は、他の道の駅で職員研修を進め、受け入れ体制を整えていく。 飲食物販棟など3棟  道の

1700人晴れやかに 石巻地方で成人式

「力強く、優しく、たくましく」  石巻地方で7日、二十歳を祝う「成人式」が開かれた。東日本大震災発災時に小学1年生だった世代で、対象者数は1682人(男869人、女813人)。市町別では石巻市1214人、東松島市399人、女川町69人。スーツや華やかな振り袖で着飾った若者たちは大人の自覚を胸に、夢や目標に向かって進む決意を新たにした。【山口紘史】  石巻市は5日に行った桃生を除く、6地区で成人式を開いた。このうち石巻地区はマルホンまきあーとテラスで実施。コロナ禍の昨年まで

【2024年】石巻市・東松島市の成人式スナップ写真はこちら

掲載写真はサンプル画像です。 実際の写真にはお名前とご本人のコメントが入ります。 写真をご購入される本人または親族の方は、購入希望の写真番号と枚数、連絡先となる携帯電話または固定電話の番号、お名前をご記入し、 watanabe@hibishinbun.comまでお申し込みください。 折り返しご連絡いたします。 なお、引き渡しは石巻日日新聞社1階窓口(石巻市双葉町8-17)で行っております。 石巻日日新聞では新成人のスナップ写真を1月8日(月・祝)から毎日掲載しておりま

蒸しガキ振る舞い列絶えず

東松島市産業祭  「復興感謝・第3回東松島市産業祭」が12日、矢本東市民センターとその周辺で開かれた。シーズン入りしたカキを蒸しガキにして約2千人に振る舞ったほか、農水産物や加工品の販売、商工業品の紹介もあり、主催者発表で昨年より2千人多い約6500人が来場。〝いいとこ、いいもの、うまいもの〟がそろう東松島の魅力を五感で楽しんだ。  市や農協、漁協、商工会などで構成する実行委の主催。同センターの屋内外と隣接する大曲地区体育館を活用し、産業祭のほか、食と健康の「ひがしまつし

大内さん(東松島)楽天7位指名 日本ウェルネス宮城高 プロ第1号

プロ野球ドラフト会議 「育ててくれた地域に恩返し」  プロ野球ドラフト会議が26日にあり、東松島市にある日本ウェルネス宮城高校3年の大内誠弥投手(17)が地元の東北楽天ゴールデンイーグルスから7位指名を受けた。石巻地方の高校から現役でプロ入りするのは初めてとなり、同校も創立わずか4年目の快挙。生まれも育ちも東松島の大内さんは「育ててくれた地域への恩返しが一番の目標。楽天の投手の柱になれるよう頑張り、プレーで皆さんに勇気を与えたい」と喜びを語った。【山口紘史】  大内さんは

支え合いの心根付かす とっておきの音楽祭東まつしま 来年以降休止

 障害の有無に関わらず共に音楽を楽しみ、心のバリアフリーを目指す「第17回とっておきの音楽祭in東まつしま」が24日、東松島市コミュニティセンター周辺で開かれた。コロナ禍以降、開催に伴う資金やスタッフ集めが難航し続けていることから今回を最後に音楽祭の休止を決定。主催する同実行委の本田和彦委員長(66)は「音楽を通して皆でつながるという心が地域に息づいたように感じられる。少しは地域の役に立てたのかなと、うれしく思う」と目を細めていた。  休止前、最後となった音楽祭には市内を中

【第62回石日旗少年野球】 決勝は広渕対石巻BBC

 「第62回石日旗争奪少年野球大会」(石巻日日新聞社主催)は18日、矢本運動公園で準決勝2試合を行った。広渕クラブ―前谷地小笠松クラブ、石巻ベースボールクラブ―赤井ビクトリーが対戦し、広渕と石巻BBCが決勝に進出した。決勝戦は25―29日のいずれかに石巻市民球場のナイターで行う。  広渕と前谷地の準決勝は、広渕が初回に前谷地バッテリーのミスなどにより2点を先制。二回2死二塁の好機では、1番田村悠真選手(6年)が左中間を破る一打を放った。50メートル7.6秒と快足が持ち味の田

4年ぶり復活 熱気戻る オール赤井まつり 次代担う若者も参画

 第29回オール赤井まつりが3日、東松島市の赤井市民センターで開かれた。ステージ発表や子ども広場、お化け屋敷、出店などが繰り広げられ、夜には花火が打ち上げられた。  同実行委員会(委員長・齋藤英彦赤井地区自治協議会会長)の主催。コロナ禍で2年中止し、昨年は「スモォール赤井まつり」として復活ののろしを上げた。今年は4年ぶりに開催となり、制限のない本来の形となった。  赤井地区を構成する10自治会から代表者を募り、100人規模で実行委を結成。会場設営、防犯、出店バザーなど12

航空祭4年ぶり通常規模 曲技飛行に4万人歓喜 ブルー大空にスモーク

 航空自衛隊松島基地で27日、航空祭が開かれた。コロナ禍による入場者数の制限を撤廃し、飲食販売も解禁するなど4年ぶりの通常開催。ブルーインパルス、戦闘機F2の機動飛行、米国戦闘機F16のデモフライト、航空機や装備の展示など航空ファン垂ぜんのイベントに県内外から約4万人(主催者発表)が来場した。  コロナ禍では感染状況を鑑み、令和2、3年の開催を中止。昨年は抽選で2万5千人とし、基地内では飲料提供と商品の物販に限り出店が置かれたが、今年はコロナ禍前に全て戻り、物販、飲食の計7

【参加者募集中!!】北上川とエネルギーの旅2023秋~親子で考えるSDGs~

 石巻日日新聞社は9月30日(土)に開くバスツアー「親子で考えるSDGs北上川とエネルギーの旅」の参加者を募集しています。9月5日締め切り。小学生とその保護者が対象。親子10組20人を定員とし、参加費は大人1,500円、子ども1,000円(昼食、交通費込み)。  石巻地方を象徴する北上川とエネルギーがテーマ。持続可能な開発目標(SDGs)に基づき、この地域でずっと暮らしていくためにどう行動すべきかを親子で考えます。当たり前の存在であり、身近であることから、大河が流れるまちの

原発避難のアプリ実証試験 時間短縮に一定効果

 東北電力女川原子力発電所での重大事故を想定し、県が来月から導入を進めるスマートフォン用「避難支援アプリ」の実証試験が19日、登米市の登米総合支所駐車場で行われた。避難ルート途中にある検査所の手続きで、アプリを使った場合と使わない方法を比較し、時間短縮効果を実証するもので、女川町民や県職員ら計50人参加。アプリ利用でヨウ素剤の注意説明や線量検査済み証を渡す時間の短縮が確認されたが、高齢者からは「アプリの使い方が難しい」などと不安や戸惑いの声も聞かれた。  避難支援アプリは、

河川敷に大輪の花咲く 鳴瀬流灯花火 改めて〝100回大会〟

 東松島市鳴瀬流灯保存会(片岡健治代表)主催の鳴瀬流灯花火大会が16日、同市小野地区の鳴瀬川左岸鳴瀬大橋周辺の河川敷で4年ぶりに行われた。強風や満潮の影響で流灯は中止し、代わりに丘灯籠で対応。およそ800発の花火が夜空を焦がしたほか、太鼓演奏や各種出店でにぎわいを見せていた。  故人や先祖をしのぶ送り盆の伝統行事として大正11年から継承されてきた流灯花火大会。東日本大震災後は震災犠牲者の御霊を慰める「鎮魂と追悼」も込めて開かれてきたが、昨今はコロナ禍で中止が続いていた。本来

うだる暑さ にぎわう海 3連休 真夏の石巻地方

 新型コロナが5類に移行し、行動制限がなくって以来の「海の日」(17日)を含んだ3連休。石巻地方では16―17日が真夏日となり、開設したばかりの東松島市の野蒜海水浴場を中心に、遊泳やマリンスポーツを楽しむ人でにぎわいを見せた。17日には石巻市北上町で4年ぶりの地引網体験イベントもあり、子どもたちが自然体験を通じ、夏の思い出を刻んでいた。 ■東松島で初のビーチテニスツアー 野蒜海岸では16―17日、昨年整備されたビーチスポーツコートを活用した全国ツアー大会「JFBTビーチテニ