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石巻日日新聞

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石巻市・東松島市・女川町の話題を掲載している夕刊紙「石巻日日新聞」のnote版マガジンです。とっておきの地域情報と過去記事などのアーカイブ。無料と有料記事があります。ぜひぜひフォ…
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#石巻

交流試合と観光楽しみ 石日旗Vの石小レッド 厚木遠征に出発

 「第63回石日旗争奪少年野球大会」(石巻日日新聞社主催)を制した石巻小レッドベンチャーズは14日、優勝の副賞である神奈川県厚木市への遠征交流に出発した。初日は同市の山口貴裕市長を訪ねたほか、少年野球協会の歓迎を受けた。遠征は16日まで。交流試合を通じて両市の絆を深めていく。  遠征交流は厚木市少年野球協会学童部(高橋豊会長・会田利夫協会理事長)の全面支援で実施。東日本大震災の復興支援として平成29年に始まり、同30年、令和元年は石日旗の優勝チームを2泊3日の日程で招待して

石巻グルメ 海外の反応は

仏インターン生が試食 こども記者と食で交流  石巻市を訪れているフランス人インターン生を招き、こども記者とともに食を通じた交流イベント「もっと知りたい私たちの街」が8日、石巻市かわまち交流センターで開かれた。石巻産の菓子や加工品など8品を全員で試食。忖度なしで味を評価し、和食や日本文化の奥深さ、地域の魅力を伝えた。また、インターン生はフランスからの観光客がどの菓子、加工類を好むかも舌で確かめた。  イベントは石巻日日新聞社が主催、食材提供などで一般社団法人石巻観光協会(後

日本製紙石巻 16強で散る 都市対抗野球 10投手継投の総力戦

「また帰ってくる」と誓い  第95回都市対抗野球大会は25日、東京ドームで二回戦3試合が行われ、東北第2代表の日本製紙石巻は、10年連続出場で近畿第5代表のNTT西日本(大阪市)と対戦。10投手をつぎ込む総力戦に打って出たが、打線は散発4安打と本塁が遠く、0―9で完封負け。第84回大会(平成25年)以来11年ぶりの8強進出はならなかったが、スタンドに詰めかけた石巻市民や日本製紙関係者で作る大応援団は果敢に挑んだ選手たちに大きな拍手を送り、ねぎらった。  相手打者に合わせた

心肺停止の女性を連携救助 消防本部・特養仁風園を表彰

「日頃の訓練が生きた」  救急事案発生時に適切な対応で人命を救ったとし、石巻地区広域行政事務組合消防本部(大内正治郎消防長)は16日、特別養護老人ホーム仁風園(中村泰仁施設長)=石巻市大森=を表彰した。入居者の有事に備えた日頃の実践対応訓練と消防との連携が迅速で的確な救急救護につながった。  事案は5月25日正午ごろに同施設内で発生。委託会社の70代女性清掃員が心肺停止となり、正面玄関ホールで倒れていた。中村施設長(57)が発見し、職員に連絡。119番通報や安全な場所への

追悼 ジャズトランぺッター伊勢秀一郎さん 石巻出身 日本のマイルス「もっと上手くなりたかった」

 7月1日未明、石巻市出身のジャズトランぺッター伊勢秀一郎さんが、すい臓がんのため、都内の病院で亡くなった。享年68。日本のマイルスとも称された唯一無二の音は、聴く人の心に深く刻まれ、魅了した。七夕の7日に都内で営まれた葬儀では、音楽仲間十数人が「聖者の行進」を演奏して出棺を見送った。【元本紙記者・本庄雅之】 仲間が演奏で見送る  伊勢さんが、ジャズに目覚めたのは石巻中学校2年の時。ラジオで「ナベサダとジャズ」を聞いたのがきっかけ。91歳の今も第一線で活躍するジャズサック

未来に残したい、「食と文化」語らう

こどもみらい研究所「ふるさとの食卓」 集団移転先の二子地区 ずんだだんごで世代間交流  郷土料理を通して世代間交流を図り、古里の良き伝統を継承するワークショップ「みらいに残す、ふるさとの食卓」が6日、石巻市河北地区の二子西町内会館で開かれた。地域の子どもとその保護者、団地の住民ら約40人が参加。ずんだだんごを作り、一緒に味わった。後半は東日本大震災前の地域を写した懐かしい写真を見ながら、後世に残したい文化や伝統を語り合った。  石巻市を中心に全国でこども記者による情報発

女川2号機の安全設備公開 震災後整備の防潮壁など 東北電 9月再稼働へ

 9月の再稼働を目指す女川原子力発電所2号機の安全対策工事完了を受け、東北電力は13日、構内の一部を報道陣に公開した。今後は有事を想定した訓練などを行いつつ来月には原子炉に燃料を装荷。10月ごろの営業運転再開を目指す。女川原発の阿部正信所長は「安全確保を大前提とし、13年ぶりの再稼働へ全力を尽くす」と話した。  再稼働に向けた安全対策工事は、最大級の津波を想定した防潮堤(高さ海抜29㍍、総延長800㍍)建設や原子炉建屋耐震工事、非常用電源確保など。震災の教訓を踏まえた国の新

連休渋滞対策でバス運行

初日 観光客約80人利用  大型連休中の渋滞緩和対策で3日、石巻市の南浜地区と同市のまちなかを結ぶ無料シャトルバスの運行が始まった。初の試みであり、5日まで行う。初日は約80人の観光客が利用。バスにはふあん★がーるや清水狸などの芸名で活動する、地域おこし協力隊員のお笑い芸人、清水一宏さんが同乗し石巻の魅力を紹介した。  バスは、㈱街づくりまんぼう、石巻観光協会、石巻圏観光推進機構、元気いちばによる共同運行。石巻南浜津波復興祈念公園の門脇駐車場とかわまち交通広場を発着点とし

東日本大震災から13年 名を取り戻し帰るべきところへ

身元不明の遺骨27柱  2万2千人を超す犠牲者を出した東日本大震災から11日で丸13年となった。描いたまちの将来像は復興という形で具現化され、にぎわいも戻った。あの日を物語る場所は少なくなったが、失われた命の重さは年月を重ねても変わることはない。  暮らしと営みが一瞬で奪われ、大切な人を失った。生きたくても生きられなかった無念の命があった。「どうしていますか」と心で問う。在りし日の面影を浮かべ、深く祈る。今を生きる私たちだからこそ、できることはある。  石巻市南境の第二

黒いパフェ「黒歴史」開発 お笑い決定戦の優勝芸人 キネマティカ内のカフェで販売

 お笑い芸人コンビ「ワンワンニャンニャン」の菊地優志さん(44)と歩歩(あるくあるく)さん(44)が、複合文化施設シアターキネマティカ=石巻市中央=のカフェ「シティライツ」で新メニュー開発に取り組んだ。3日に発表会があり、2人が開発したパフェ「黒歴史」(800円)が登場。黒を基調にした斬新な見た目で、多くの市民が注文して味を確かめた。  2人は昨年、石巻市内であった「第4回笑いで石巻を盛り上げるお笑いマスター決定戦」(石巻圏観光推進機構主催)で優勝。その副賞でメニュー開発の

「楽観的考えがあだに」 大竹伊平さん

屋上避難とっさの判断  東日本大震災の発災時、石巻市南浜町三丁目でクリーニング店を営んでいた大竹伊平さん(65)。店舗が津波に襲われ、屋上に避難したことで一命を取り留めた。「偶然助かっただけ。津波が来るとは思っておらず、楽観的に考えていたのがあだになった」と話す。  震災後は避難所から仮設住宅、復興住宅へと住まいを移し、現在も地元でクリーニングの営業をしながら生活している。「津波は甘く考えてはいけない。教訓が胸に刻まれている」と災害への備えを痛感している。  大竹さんは

もっと「ホヤさばくより簡単」 萌江さん一日税務署長

スマホ確定申告PR 石巻市出身のシンガーソングライターで、ホヤをPRするアイドル「ほやドル」として活動する萌江さんが1月31日、石巻税務署(石本峰男署長)の一日税務署長に任命され、より便利になったスマートフォンを使った確定申告をPRした。萌江さんがこの役を務めるのは3年連続で、集まった報道陣を前に今年も「ホヤをさばくより簡単」と笑顔を振りまいた。  令和5年分の所得税や贈与税などの申告の受け付けは3月15日まで、個人事業者の消費税などは4月1日まで。石巻税務署では16日から

1700人晴れやかに 石巻地方で成人式

「力強く、優しく、たくましく」  石巻地方で7日、二十歳を祝う「成人式」が開かれた。東日本大震災発災時に小学1年生だった世代で、対象者数は1682人(男869人、女813人)。市町別では石巻市1214人、東松島市399人、女川町69人。スーツや華やかな振り袖で着飾った若者たちは大人の自覚を胸に、夢や目標に向かって進む決意を新たにした。【山口紘史】  石巻市は5日に行った桃生を除く、6地区で成人式を開いた。このうち石巻地区はマルホンまきあーとテラスで実施。コロナ禍の昨年まで

【2024年】石巻市・東松島市の成人式スナップ写真はこちら

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