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石巻日日新聞

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石巻市・東松島市・女川町の話題を掲載している夕刊紙「石巻日日新聞」のnote版マガジンです。とっておきの地域情報と過去記事などのアーカイブ。無料と有料記事があります。ぜひぜひフォ…
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2024年5月の記事一覧

4分の1サン・ファン号完成

今秋再開館へ準備進む  老朽化に伴って解体された木造復元船「サン・ファン・バウティスタ号」の後継となる4分の1大の新たな船が完成し、31日に報道公開された。

¥100

名称「道の駅 東松島」に決定

東松島市 庁内プロジェクト  東松島市は30日、11月末開業の道の駅の名称を「道の駅 東松島」とすることを庁内プロジェクトチーム会議で決定した。先月地元の3中学校1年生を対象に行ったアンケート結果を踏まえて判断。6月中に関係機関に名称申請し、8月の正式な登録を目指す。

¥0〜
割引あり

石巻出身4人が紅白歌合戦

シティフィル デビュー演奏 ホールに響く珠玉の独唱曲  オペラの名曲を題材にした「石巻復興祈念紅白歌合戦」が26日、マルホンまきあーとテラスで行われた。4月の発足からデビュー公演となった石巻シティフィルハーモニー管弦楽団の演奏に乗せ、石巻市出身の4人の歌い手が珠玉のアリア(独唱曲)を届けた。  紅組はソプラノの渡邉かれんさん(石巻中出身)と三浦梓さん(同)、白組はテノールの渡邉公威さん(同)、バリトンの千葉昌哉さん(桃生中出身)が出演。同じく石巻市出身の佐々木克仁さんがオ

なでしこGK山下選手応援

父の故郷・河北からエール 上品の郷に巨大横断幕  今夏のパリ五輪(7月26日開幕)に出場するサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」のゴールキーパー(GK)、山下杏也加選手(28)=INAC神戸レオネッサ所属=を応援する横断幕とユニホームの展示コーナーが、石巻市の道の駅上品の郷にお目見えした。山下選手の父、晃弘さん(66)が河北地区の出身であり、同級生有志が中心となって企画。石巻からもエールを送っている。  東京都出身の山下選手は、なでしこの絶対的守護神で、抜群の反射神経

地元作家の大作身近に|石巻市和渕・鈴寛ギャラリー

地域に根差した美術館  石巻圏域ゆかりの作家の作品を展示する石巻市和渕の「鈴寛ギャラリー」では、6月1日から第1ギャラリーの常設展示を入れ替える。16人の作品を季節などに合わせて厳選し、20点近く入れ替え。石巻市美術展など大規模な展示機会でしか見られない100号サイズの大作も心行くまで堪能できる。  鈴寛ギャラリーは和渕出身で仙台市在住の歯科医、鈴木征三郎さん(83)が「父寛一が描いた作品のみならず、地元出身者やゆかりのある画家らの作品を披露する場を設け、芸術文化を身近に

【6月 食品衛生法改正】手づくり漬物「許可制」に

石巻地方は影響少なく  道の駅や直売所で売られている自家製の漬物は、6月以降、食品衛生法の改正に伴って漬物製造が保健所の許可制となる。加工施設を設けるなど投資も必要なことから、全国的に廃業する生産者も出ているが、現在、漬物を販売している石巻地方の生産者には影響が少ないようだ。石巻保健所は以前から加工施設の設置基準を厳しくしており、完全実施後も製造を続けられる生産者は多い。  東松島市赤井の農産物直売所「菜々色畑」は、20年以上前から地場産野菜を販売。買い物客からの要望で、

サイボーグ戦士が砂像に

中瀬公園 6月半ば完成  漫画家、故石ノ森章太郎氏の代表作「サイボーグ009」の誕生60周年を祝う砂像制作が27日、石ノ森萬画館隣の中瀬公園内で始まった。日本を代表する砂像作家で、東松島市地域おこし協力隊の保坂俊彦さん(50)が担い、初日は土台となる砂を固める作業を行った。完成披露式典は6月16日を予定している。  サイボーグ009は昭和39年に漫画連載が始まり、何度もアニメ化されるなど世代を超えて愛される作品。砂像は幅約4㍍、奥行きと高さが3㍍で、9人のサイボーグ戦士と

東北電力女川原発 2号機の安全対策工事完了

 東北電力は27日、女川原発2号機の安全対策工事が完了したと発表した。再稼働は9月ごろ、営業運転開始は10月ごろを想定し、今後は原子炉への燃料挿入と起動に向けた検査や試験を行う。再稼働すれば、東京電力福島第1原発と同じ沸騰水型軽水炉としては初めてで、被災地の原発としても初となる。東北電は「安全確保を最優先に、地域にも丁寧に説明しながら、再稼働へ全力で取り組む」としている。  安全対策工事は震災後の平成25年から実施。想定される最大級の津波に備えて防潮堤の高さを海抜約29㍍(

笑い練磨 公演1000回余 雄勝出身芸人「あっぺとっぺの助」

来年活動20周年 大塩市民センター 笑顔満開  石巻市の旧雄勝町出身で、素人芸人「あっぺとっぺの助」として活動する山崎孜さん(83)=仙台市=が22日、東松島市の大塩市民センターで1051回目の公演を開いた。これまでに出会った人々を紹介しつつ、人間のおかしみや悲哀を磨き上げた歌や踊り、毒のある話芸で巧みに表現。市内や石巻市、仙台市から訪れた131人を笑いの渦に巻き込んだ。  この日は「ふたりのビックリショー」と題し、トークで場を盛り上げた東松島市小野の鹿野義博さん(70)

野蒜にグランピング施設

被災元地に今年秋整備  東松島市で観光施設の奥松島クラブハウスや奥松島運動公園などを運営する㈱アークリンク=本社・東京都=は、野蒜地区の被災元地を使って宿泊施設のグランピングの整備を進めている。オープンは今秋以降。3・5㌶の土地にサウナと桜を楽しむ施設を整え、国際認証を得た奥松島観光の新たな宿泊拠点としていく。

¥0〜
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自転車ヘルメット着用進まず

努力義務から1年経過 石巻西高 生徒会も啓発  昨年4月に施行された改正道交法で自転車利用者のヘルメット着用が努力義務となって1年が過ぎた。石巻地方を含む全県で主要な利用層である高校生の着用は進んでいない。県警の調べで今年起きた自転車事故の2割が高校生で、未着用に伴う重傷化も確認されている。石巻署は15日、石巻西高校の生徒会とともにヘルメット着用と安全運転の呼び掛けを校門前で展開した。  県警は5月を自転車を利用する高校生に交通ルールとヘルメットの着用促進を図る月間に位置

渡波海水浴場 今夏休止

昨年、魚の死骸大量漂着  石巻市は22日、市営渡波海水浴場の今夏の開設を休止すると発表した。記録的な暑さだった昨夏の開設時、死んだ魚の大量漂着があり、原因と推察される海水温の上昇が今季も予想されることから開設を見送った。  市によると、渡波海水浴場は昨年、7月22日―8月20日のうち悪天候の5日間を除く25日間開設。ほぼ毎日、多い日で約300匹の魚の死骸が打ち上げられた。期間中の総数は約1400匹で、大部分の約1200匹がフグ。このせいで開設できなかった日はなかったが、「

集う踊る石巻に35団体

会場熱狂「まき★ダン」  「まき★ダン」(石巻ダンスフェスティバル)が19日、マルホンまきあーとテラスで開かれた。県内外からゲストを含め、35団体が出演。音楽に合わせ体全体を使って躍動感あふれる動きを見せた。  石巻市、市教委、市芸術文化振興財団主催で初めて開いた。コンテストや競技形式ではなく、2―7人は4分内、8―20人は5分内で表現。K―POPやストリートダンス、フラダンス、ジャズダンスなど幅広く、老若男女問わずステージで熱演した。 齋藤市長は演歌熱唱  ゲストは

好天後押し1万2千人来場

第31回サン・ファン祭り 市民手作り 力結集  「第31回サン・ファン祭り」が19日、石巻市渡波のサン・ファンパークで開かれた。好天も後押し、来場者数は昨年より2千人多い1万2千人(主催者発表)となった。ステージでは伝統芸能やダンス、吹奏楽の演奏などが目白押し。市内の高校、大学も模擬店を開いて呼び込んだ。長期休館中のサン・ファン館は、呼び物となる新たな復元船の整備が進んでおり、祭りに合わせ、その様子を見る人も多かった。  祭りは、遣欧使節船サン・ファン・バウティスタ号の木