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書いて、しあわせになる。 / 京都ライター塾 第6回レポート(最終回)

2024/3/24(土)
第6回目の京都ライター塾講座がありました。京都ライター塾は、江角悠子さん主催の“書いて幸せになる"をコンセプトとした全6回のライター講座です。

京都ライター塾第10期の最終となる今回は、京都会場へ全員集合し、初のオフラインでの開催でした。
これまでは画面越しで顔を合わせていましたが、対面となると会えた!という嬉しさとはじめまして?ではない、いう不思議な感覚が新鮮でした。
さて、最終テーマは「新規仕事を得るために」でした。これまでの学びも振り返りつつ、講義で得た学びをレポートします。

働き方のメリットとデメリットを知る

フリーライターという働き方のメリットとデメリットについて、江角さんから話がありました。

【メリット】
・時間を自分で管理できる
・好きな環境で作業ができる
・子どもがいても働ける
・会社に依存しない
【デメリット】
・収入が不安定
・保証がない
・事務作業も自分でやらなければならない
・1人で作業する孤独感

京都ライター塾講義資料より

その中で特に印象に残っていることがあります。メリットとしてあげられた、会社に依存しないことで心が楽になり、生きる力がついたと話されていたことです。
働いてその対価としてお給料をいただく、ある一定の期間や状態まではそれで満足するのかもしれません。
しかし、ふと働くことにやりがいや楽しさを感じる機会が減少するとともに、私はこのままの働き方・内容で良いのかと考えるようになっていました。
メリット・デメリットはどの働き方にもあるものです。自分が"しあわせに生きる"ためにはどの選択をとっていきたいのか。自分にとってのメリットと許容できるデメリットは何かを具体的に考えてみようと思いました。

仕事を依頼してもらうためにできること

⚪︎公式サイト(ブログも可)をもつ
ブログで記事を書くことは以下の利点があります。
・文章を書く練習となる
・実績を積むことができる
・自分のことを知ってもらうツールになる
 (どの程度の文章が書けるのか、何に興味があるのか)

書いた記事(実績)を見た人から、次の依頼が来ることもあります。そのため、書いて終わりではなく、読んでもらうまで繋げる必要があります。
wordpressなどのブログは、ネット上では検索しなければ知られることは難しいのが現状です。
InstagramやX(Twitter)などのSNSで発信し、ブログまで呼び込み、読んでもらう工夫が必要となります。
また、ブログがあると紹介先にURLを送るだけで自分のことを知ってもらえます。その手軽さから、紹介してもらいやすくなり仕事を振ってもらうチャンスが増えます。
⚪︎クラウドソーシングに登録する
最初はどのような仕事があるか見てみる、営業するための実績作りをするなど目的を持って取り組むと良いです。
実績がないはじめは、文字単価が低い案件に取り組むのも良いですが、ある程度実績が出来たら次のステップへ行きましょう。自分が疲弊せずに、取り組める範囲でやることが大切です。
⚪︎誰かに紹介してもらう
仕事は人を介してやってきます。そのためには、一緒に仕事がしたいと思われる人である必要があります。例えば、返信が早いやリサーチして提案してくれるなどより良い物を作ろうという姿勢などの総合力が求められます。
難しく考えず、まずは身近な人などを例に自分がどんな人と仕事をしたいと思うかという視点から取り組んでみても良いかもしれません。
また、自分がやりたいことを発信しておくことも仕事を獲得する上で有効的です。発信した内容を見て依頼が来るので、まだ仕事としての実績はなくてもやりたい!と発信しておくことで自分も忘れた頃に依頼がくることもあるようです。
⚪︎企画提案(営業)する
第3回の講義で詳しく学んだ、これができれば文句なしの、企画提案する技術です。仕事の面での「書いて、しあわせになる」という状態を実現するには、これが1番の方法かと思います。
自分が好きなジャンル、媒体で記事が書けるなんて想像するだけでしあわせな気持ちになります。
企画提案するには、その媒体を研究すること!これに尽きます。誰もが、情熱を持っている人、想いのこもった仕事をしてくれる人と一緒に仕事がしたいと思います。その方がお互い楽しく、良い仕上がりの仕事ができます。
鴨がネギ背負って来た!(良い企画を持って出版社などに提案する)状態を作っていきましょう。

大事なのは、実践していくこと

これまで書くということ、商業ライターとして働いていく方法について教えていただきました。最後に伝えられたのは、実践し続けることでした。

1)書く環境に身を置く
2)自分で実際に書いてみる
3)原稿を添削(フィードバック)をもらう
4)仲間と一緒に取り組む
5)締切がある

京都ライター塾講義資料より

ライター塾に参加することで、これまでは書く環境に身を置けていました。しかし学びが終了した後は、自分がその環境作りをする必要があります。
幸いにも私には、ライター塾に参加した仲間がいます。お互いに書くことを続け、いつか仕事としても一緒に働くことができたらと考えるとワクワクします。
私にとって、書くことを続けるための最大のポイントは締切があるかどうか。ライター塾の課題を通して、締切があるから何とか書きあげる!という実体験をしました。
これまでの人生、締切があって選んできた結果が今であり、現在の選択が未来の自分にとっての今になると思うと感慨深いものです。
知識や考え方として頭で理解しているより、体験を通して理解する方がより感情も伴い身になるなと改めて実感した3ヶ月でした。

今回繋がったご縁を大切に、それぞれの形で書く実践を続けていけたらなと思います。

おわり。


今回の写真は、講義最後のスライドを撮影したものです。"書いて、しあわせに生きる。"

私にとってのしあわせな状態は何か、書いて具体的にすることで実現していこうと思います。

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