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「自分のこうありたい」を叶えて、幸せな"人生を企画する"という生き方|<インタビュー記事>

京都在住でエッセイスト・ライターとして活動するとして活動をする江角悠子さん。ライターを中心としたさまざまとしたさまざまな仕事で活躍する傍ら、プライベートでは、エジプト旅行や豪華客船の旅、薪ストーブのある家に住むなど公私共にやりたいことを次々と叶えている暮らしぶり。「日々の出来事全てが企画であり、ネタであり、人生を企画するとより楽しい自分の物語ができる」と話す江角さん。自分のこうありたいという思いを叶え、幸せに生きるヒントを伺いました。

「自分のこうありたい」を叶えるため、何をするのか

「自分のこうありたい」を叶えたいなら、まずは「自分の好きなものを知ること」と話す江角さん。何が好きか、何を楽しいと思うのかは、そのときどきで変わっていくため、「今」の自分が好きなことは何かを記録しアウトプットするそう。X(旧ツイッター)やメルマガでの発信のほか、写真を撮ることで気づくこともあるという。実際に江角さんは、ブログで洋館のことを書いていくうちに「洋館の記事を書くのは楽しい!」と思い至り、自分は洋館が好きだと気がついたそう。現在は友人と京都・出町柳にある洋館一室を貸りて私設図書室「わたしの居場所」を主宰している。あなたのまわりにある「好き!」は何か、自然と目が行くもの、嬉しくなるもの・撮りたくなる風景はなんだろう?よく使うSNSの過去の投稿やスマホの写真フォルダ、日記などから見つけてみよう!

▲:私設図書館「わたしの居場所」

答えが出ないときは白黒つけずにグレーを選ぶ

ずっと在宅ワークをしていた江角さんだが、昨年の春からは、自宅とは別で事務所で仕事をするようになった。この事務所を持つことも「こうありたい」と願い叶ったことのひとつ。現在は自宅より自転車で10分程の距離に事務所を構え通勤している。
プライベートでは、2児の母の顔も持つ江角さん。すぐに家の仕事ができるため在宅ワークも良かったが、事務所を持つことで、仕事とプライベートの時間を明確に分けて集中できる環境ができたのもいいと思っているとのこと。
今でも在宅ワークをする日もあるが、プライベートな空間に仕事が入ってきたという感覚はないそう。「仕事とプライベートに明確な境界線はなく、シームレスなのが楽しいので」とスパっと笑顔で言い切る。
現在仕事を選ぶ基準は”私だからできること” ”私がどうしてもしたいこと”を軸に選んでいるそう。以前は自分に向いていないと思う仕事依頼もあったため、断る場合の選択は比較的容易であった。だが、今は全部やりたい仕事のためやりたい中でも、よりやりたい仕事を選ぶのが難しいという悩みがあるそう。
暮らしと働き方のバランスは常に模索中。悩んでもすぐ出ない答えは「やれることをやって、別のことを考えたりして置いておきます。白か黒か答えが出ないときはグレーを選ぶ。グレーを選んでいたらそのうち答えが決まってくることがあります」。
悩むという時間にも締め切りをつけると良いのかもしれない。締め切りがきたら、モヤモヤ悩む時間はいったん終了!答えが出なくても置いておき、他のことをしてみましょう。

人生を企画することについて、なりたい・やりたいことのゴール設定をし、「方法を考えるというよりは、そっちの方向に進んで行ったらついた。という感じです」と話す。頭の中で考えて答えを出さなきゃと思うのではなく、できることをまずやってみる
悩みは人に話すと意外とあっさり解決することもあるけれど、誰かに言えないときもある。そういうときは書いて”言語化”してみると良さそう。書いて頭の中(自分の内側)で考えたことを、目で見えるよう書いてみる(自分の外側に出す)ことで、一度自分から切り離してみる。外側にあるものとして見つめると、違った視点に気がつくかもしれない。
「企画するとは、もうやることが決まっているので、あとはどうやるかだけなんです」。これまでライターの仕事をしていて、もう無理だと思う企画もあったが締め切りが決まっているのでなんとかしないといけない、全てが締め切りを軸にして動くライター業をしているうちに、締め切りまでに何としてもゴールへたどり着く。そのために逆算するという思考が身についたそう。それを暮らしにも応用している。

▲:素敵な薪ストーブのある江角さん自宅。
江角さんの自宅は、築41年の昭和に建てられた家。冬の朝は部屋の中が2~3℃になるときもあるほど寒かったそう。6畳一間の部屋で、エアコン・ストーブ・ファンヒーターをつけても寒く、「いつかは我が家にも薪ストーブがほしいなぁ」と数年後を想定し思っていた。しかし2013年冬の寒さに耐えかね、薪ストーブ最優先!と動き出す。ホームセンターでレンガを300個程購入し、なんとレンガの土台を手作り。 燃やす薪はある方とのご縁から譲ってもらったそう。はじめは薪の燃やし方に苦戦したが、今では薪ストーブの上で料理をするなど冬の暮らしを楽しませてくれる存在に。

人生を企画する方法

人生を企画するとは、例えば、行ってみたいカフェを見つけておく。次にそのカフェに行くまでの方法を調べる。一緒に行きたい人を誘ってみる。行く日を決めるなど。
「こうなりたい」というゴールを明確に掲げ、叶えるための要素を考えだし、ひとつずつやってみる。例えのように小さな企画は無意識に立てて叶えている人もいるはず。
人生を企画することのメリットは、自分のやりたいことができるようになり、夢が叶うこと。「やりたいことを具体的な計画に落とし込むことが苦手な人が多いと感じていて。『自分のこうなりたい』を計画に落とし込んで叶えられるよう、人生を企画する方法をもっと伝えていきたいですね」とこれからやりたいことを話してくれた。
自分は何をもって楽しいと感じているのか?楽しい、嬉しい、心地よい、などの形容詞が指す自分にとっての状態や具体例を並べてみよう。”幸せ”の状態は人によって、その時々によって変化していくもの。だから常に、今+少し先の叶えたい自分の姿を具体的にイメージし、企画に落とし込んでみる。企画を立ててしまえば、あとは行動するのみ!どんどん人生を企画して、自分の「こうありたい」を叶えていこう。


\この人に聞きました/
江角悠子(えずみ ゆうこ)さん プロフィール

1976年生まれ。京都在住26年。2児の母。さまざまなウェブメディアや『anan』『婦人画報』などの人気雑誌で執筆。同志社女子大学で非常勤講師として編集技術を教える他、2020年からはライターを目指す人を応援するべく始めた「書くを仕事に!京都ライター塾」は10期まで開催。書いてしあわせになる方法や、まじめちゃんが楽しく軽やかに生きるヒントについて発信。 自主制作ZINE『文章を書いて、生きていきたい』『わたしは、まじめちゃん』好評発売中。



今回のトップ画像は、
沖縄へ帰省した時に初めて行ったナゴパイナップルパークにいたシーサー!他にも可愛いカラフルシーサーがたくさん♡
リニューアルしてて、子連れで楽しめる良いスポットになっていた。
一度は行ってみてはどうでしょう~🍍

と主題とは関係のない紹介をして
おしまい。👏🏻

パイナップルどーぞ🍍
こっちもあるよ🍍笑

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