通信制高校見学時に聞いた言葉「学校に行きたかったんです」
「学校に行きたかったんです」
子どもが全日制高校(不登校経験)から通信制高校に転校するにあたって、見学に行った時に在学生さんとお話する機会があった。
見学した通信制高校には様々なコースがあり、話を聞いた在学生さんは週5日コースに通っていた。不登校を経験して、この通信制高校に通うことにしたことが話から伝わった。
「たくさん通信制高校があるけれど、この学校を選んだ決め手はなに?」と尋ねた。
そして、在校生さんはこう答えた。
「他の通信制高校も見学したんですけど、他の通信制高校に比べて、ここは学校っぽくって。学校に行きたかったんです。」
この言葉は、とても印象的であった。
また、この「学校」の雰囲気を持った通信制高校に電車で2時間かかるが、通学している在学生もいると教えてくれた。
多くの心理学者が提唱しているように人は「所属」を求めているのだ。家族だけでなく、社会的所属を求めているのだ。
毎日通う、
自分のペースを大事にする、
高校と別の場所でも
様々な選択肢を選べて、
どれを選んだとしても社会が寛容だといいと思う。