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非モテの僕と恋愛の黒歴史について

ふと自身の恋愛の黒歴史について振り返ってみた。

自分は典型的な非モテの理系男子だったので、大学卒業までまともに女性と接したことがなかった。

大学卒業後は女性との接点も増えたが、いつも身近にいる女友達に片思いをする残念な非モテだった。恋愛に関する黒歴史には事欠かず、例えば

失恋中の女の子に対し、元カレを散々ディスる発言をしたり、
(しばらく口をきいてくれなくなった)、

職場で落ち込んでいる女の子を励まそうとして、フロア中に響く大声で

"飲みに行こうー"

と叫んでしまい、その子に"空気読めよ"って切れられたり、挙げ始めたらキリがない。

女性との接点が22歳までなかった私はいわば恋愛においてはレベル1の”ひよっこ"だったといっても過言ではない。

どうやら、恋愛は頭で考えるものじゃなくて、体で覚えるものだから、思い出すだけで"ア゛ーーーー"と叫びたくなるような黒歴史を積み重ねることでしかレベルアップしないみたいだ。

仲良くなった女友達に告白して振られ、気まずくなって疎遠になったり、

自分の好きな人が自分には目もくれなかったのに、1か月後には周りの男と普通に付き合っているのを見て、もう情けないを通り越して、何の感情も浮かんでこなかった。

こんなみじめな思いをするぐらいなら、恋愛感情なんてなければよかったと何度思っただろうか。

この感情さえなければ、大好きな女友達と疎遠になることもないし、はたまた男の純情をもてあそぶような自称サバサバ女に騙されることもない。

この感情さえなければ、この感情さえなければ、とずっと思っていた。

もう恋愛なんて無理だとあきらめていた25歳の春、初めて彼女ができた。

告白してOKをもらった時、思わず彼女の前で泣きじゃくってしまった。

一番嫌いだった感情が、自分のなかで一番大切な感情に変わった時だった。

コロナもあって僕たちはプラトニックな関係で、結局半年ほどで別れてしまったけれど、良い経験だったなと思う。


ようやくこれで恋愛のレベルが1上がったかな、と思う。