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〈2024.5.18(土)21時〜開催〉日々の哲学 vol.15 【人物篇】和辻哲郎(2)

日々の哲学vol.15は【人物篇】和辻哲郎(2)をテーマとして、和辻の代表作の一つでもある『風土』を読み解いていきます。

文庫版の解説で日本の歴史学者である井上光貞は

風土とは単なる自然環境ではなくして人間の精神構造の中に刻み込まれた自己了解の仕方に他ならない。この観点から和辻はモンスーン・砂漠・牧場の三類型を設定し、世界各地域の民族・文化・社会の特質を見事を浮き彫りにした

和辻哲郎『風土』岩波文庫(1979)より抜粋

と評しています。

本書の要点は「日本的な風土の歴史的に形成してきた気質とすれば、それの空間的な、間柄的な表現が「家」である」(解説より抜粋)という日本人観にあります。後年、多くの批判を受けることになった『風土』ですが、日本人の気質を捉えたものとしては非常に重要な一冊であることは間違いありません。

私たちは和辻自身の生き方と『風土』の内容に寄り添いながら、現代にも通ずる日本人というものの在り方について考えていきましょう。

週末の1時間がみなさんの日々の生活の中にある哲学のきっかけになりますように。

今回もご参加をお待ちしています。

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