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2020年8月_ヒビノの今月振り返り

夏フェスに行かなかった夏は、いったいいつぶりだろう?

【音楽】

砂漠のきみへ/羊文学
羊文学、ついにメジャーデビュー。
前にも似たようなことを書いたけど、羊文学が描く歌詞には「許し」がある。滲み出るような優しさある。
あと、このご時世に引き算の美学というか、あえて盛り込もないことで曲を際立たせられる演奏力・アレンジが良い。

海の幽霊/米津玄師
米津玄師、ついにサブスク解禁。本当に待ってた。
新アルバムの「STRAY SHEEP」が本当に良かった。EDMもHIPHOPもファンクも全て取り込んだ上で、J-POPとして成り立っているのがすごい。
個人的には、米津玄師は詩が強い。異様に具体的で情景が目の前に広がるというか。

星が降る夜にあなたに会えた
あの夜は忘れはしない
大切なことは言葉にならない
夏の日に起きた全て

BLUE feat. KojiKoji/LUCKY TAPES
夏の夜も秋の昼間も冬の朝も全てをお洒落に見せてくれるLUCKY TAPES。
SNSで話題のシンガーソングライターKojiKojiを呼んだ一曲。
高橋海さんは、絶妙な気だるさを表現するのがあまりにも上手だよなぁ。だって、この曲の歌いだし「こんな出来損ないでごめんね」だぞ。これが許されるのLUCKY TAPESしかいないだろ。
あと、女性ボーカルが想像以上に合う。どんどん、ゲストボーカル呼んでほしい。

IDENTITY/雨のパレード
雨のパレードの前作が、正直ビビッとこなくて聴いてなかったんだけど、この曲は良かった。
インディーの頃に醸し出してたUKの雰囲気と、ここ最近のポップス路線がちょうど良く混じり合った感じ。
雨のパレードは、歌詞も含めて暗いと見せかけて明るいのが好き。ずっと、一筋の光を追っている感じ。幕張メッセみたいなどデカイ会場で早くライブしてほしい。絶対に似合うから。

かつて天才だった俺たちへ/Creepy Nuts
2020年は、Creepy Nutsの年だと思う。
菅田将暉とのコラボからのこの曲。本当に良い。
小さい頃はもっともっと何だって出来たのに、大人になるにつれて可能性を狭めてしまって、いつの間にか凡才になってしまっていたことを突きつけられたような。
Creepy Nutsは、歌詞のカロリーが高い。消化に時間がかかる。あと、オールナイトニッポンがめちゃくちゃ面白い。

【映画】

アルプススタンドのはしの方

 高校演劇の名作が映画化。今のところ、2020年で観た映画の中でNo.1。
主人公の言動一つ一つに「分かる、分かるよ…」と頷きながら観ていた。でも、自分と違って最後に救われてよかった。感想は下のツイートが全てです。

【本】

店長がバカすぎて/早見和真

書店員の日常を描いたドタバタコメディのような恋愛小説のようなミステリーのような一作。サクッと読めるテンポ感が良かった。
何でアルバイト先の店長って、無能に見えちゃうんだろうなぁ。思い返すと全然そんな事ないのにね。
本屋大賞狙い撃ち!みたいな作りで、本当にノミネートさせたのは凄い。ただ、これを読んだ上で「衝撃のラスト!?」みたいなことを帯やポップに書いた書店員の方は、ちょっと…

【ポッドキャスト】

「エセ関西弁のネイティブ」

「ここ最近のロクイチfmで一番面白いやろ!」と息巻いて更新をしたら、再生回数が全然伸びなくて凹んだ回。
僕は、変な関西弁が抜けなくなってしまっているんだけど、調子に乗っている大学生というわけではないので許してほしい。誰も傷つけてないから、語尾ぐらい自由に選ばせてくれ。

【その他】

今月の写真
公園で花火をした。中野区はなぜか公園で花火ができる。
最初で最後の花火。本当に2020年唯一の夏らしい出来事になってしまった。寂しいから、来年も2020年ってことにしてもう一回楽しもう。
ただ、こういうことが珍しくなってしまった今だからこそ、一回一回を楽しめてる気がする。

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