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2020年7月_ヒビノの今月振り返り

知らないうちに仕事が忙しくなっていた7月でした。

【音楽】

カヤ/anewhite
未確認フェスティバル、ROJACKといったオーディションを席巻したanewhiteのファーストから一曲。
懐かしいメロディと今らしい繊細な演奏が上手くマッチしてるバンドだと思う。優しい歌声もいい感じ。
歌詞も遊び心が利いていて、聴き返す度に発見がある。
「さよなら」と「小夜なら」、「絆創膏を貼る行為も」と「春も恋も」、これがスッと差し込めるセンスが好き。

HIGH WAY/小山田壮平
小山田壮平はいつだって今が全盛期。
最近、免許を取ったことから作られた一曲だと思うんだけど、淡々としていながらガツンとくる歌詞。少年のような真っ直ぐな歌声。

Night Diver/三浦春馬
俳優・三浦春馬の2nd。前作とは趣向を変えたダンスナンバー。さながら向井太一。
かなり踊れる楽曲なんだけど、歌詞が優しいのは彼の人柄か。完成度があまりに高いので、てっきり誰かの提供かと思ったら、本人の作詞作曲のよう。才能も努力も兼ね備えていた人なんだろう。
良いものは良い。それだけ。

【本】

遅いインターネット/宇野常寛

承認欲求、フェイクニュース、SNS上のデモ…インターネットが向かうべき方向はこれで良かったのか、これからの時代を生きるために考えることはないのか、といった思考に向き合わされる一冊。
正直この本では答えは示されていなくて、「みんなで考えていきましょうね」といったスタンス。でも、短絡的なものが求められがち(自分もすぐに答えをググってしまう)な現代において、これぐらい遅いスタンスも必要だよなぁと思ったり。
「世の中になにか述べたい思いはあるけど、技術が追いつかずにSNSの潮目を読んだコメントばかりして同調圧力に加担してしまう」といった話にはハッとさせられた。曲がりなりにもこうやってブロクを書いたり、ポッドキャストをしている中で、そういう時はなかったかと自分でも不安になってしまう。そのためには、長期的な視点で技術も思考も鍛えていくしかないのだろうか。
余談だけどこの本は、「著者・宇野常寛/編集・箕輪厚介」というインターネット上の知識人から嫌われがちなタッグで作られている。著者もあとがきで「箕輪と付き合うと業界から嫌われると言われた。そして、その瞬間に彼と本を作ることを決めた。表では『分断を許さない』と言っているリベラルな文化人が裏ではこんなことを言っているがどうしようもなく嫌だったからだ。」(意訳)と書いている。
ここはかなり痛快だった。まだ言葉にできないんだけど、この感じすごい分かるなぁといった感覚。確かに賛否両論あってしかるべき部分(特に箕輪さんは)ではあるんだけど、この姑息な雰囲気何かあるよね。

【映画】

風の谷のナウシカ

  ジブリの名作が映画館で上映されていると聞き、風の谷のナウシカを見に行った。産まれる前の作品なので、映画館で観るのはもちろん初めて。
奇しくも現代とマッチしてしまった世界観に身震いしてしまった。マスクをしないと外に出られない世界、それを乗り越えるために必要なのは、未知との戦いかそれとも共存・理解か。まだやっているようなので、時間がある方はぜひ。
あと、音楽がすごくいい。久石譲はもちろんのこと、メインテーマが細野晴臣というのは知らなかった。サイケデリックな音楽とナウシカの世界がとても良くマッチしていた。

【買ってよかったもの】

バリスタ50

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気軽にコーヒーが淹れられる機械。こいつがあれば、インスタントコーヒーが手軽にちょっと美味しく作れる。1杯あたりの値段も20円以下ぐらいだと思うので、コンビニコーヒーよりも遥かに安い。本体自体も5,000円ちょいなので、すぐにもとが取れそう。
欠点は、淹れる時の音がうるさいのとアイスコーヒーが作りづらい(あまり冷えない)ことぐらい。

【ポッドキャスト】

「夏好きは陽キャ、冬好きは陰キャ」

陽キャ・陰キャという言葉を使うことも時代錯誤かなぁと思いつつ、まぁ自分たちの話をするのは良いでしょうと判断。確かに僕らは陰側なので…
話自体の展開が割と好き。二転三転しながら上手く着地してて、こういう回が量産できると良いな。

【その他】

今月の写真
(仕事を除いて)外に出る機会があまりに無いので、散歩して公園のベンチに腰掛けるのが日課になってしまった。小学生が野球をしているのを眺めながら本を読んでいる。どんどん、お爺さんみたいな生活になっていく。
いつまでこういう生活が続くか分からないけど、もし期間限定だとしたらこの時間の流れ方も良いんじゃないかと思う。
生き急がないのも大事なんじゃないかな。多分。

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