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【コラム】Web3.0への注目と、リアルな地域社会の可能性

こんにちは、お散歩コーディネーターの並木です!

「Web3.0やメタバースの時代が来る!」と意気揚々に話す友人に出会った。
Facebook社が「メタ」という社名に変えたことも、新しいインターネット時代の幕開け合図かもしれない。

友人の話を聞いていると、「バーチャルな世界とリアルな世界は融合しうるのか」「家から出なくても豊かさが担保され、生活が成り立ってしまう世界はどんなものか」こんな言葉が私の頭に浮かんだ。

今回は、web3.0・メタバースとはなにか。それらがスタンダードになった時代のマチのあり方を想像してみようと思う。

現在のスタンダードな考え方ではないため、説明することがとても難しい。お手柔らかにお願いします。

日々まちまちは、お散歩コーディネーター並木と建築家見習いの佐藤で「まちを使わない人なんていない。だから語っちゃおう」と始めた、まちに特化したラジオ番組です。
ラジオでは、noteに投稿したコラムを元に、2人で「あーだ、こーだ」自由に語っています

◎Web3.0とは

簡単にいうと、分散型のweb社会。私もこの言葉を聞いたときに頭に?が3つ並んだので少し詳しく解説します。
今現在のインターネット社会は、Google、TwitterやFacebook等巨大な企業が構築したシステムの上で成り立っていると言えます。Googleが明日からこの機能やめます!とルールを変えれば、ユーザーは新しいルールの中で行動をしていくことになる。
つまり、ユーザーファーストではなく、プラットフォーマーが主導権を握る、いわゆる中央集権型。
Web3の世界は、完全に中央集権型でなはなく、自分で所属するインターネットコミュニティ(≒DAO)を選べて、自由に出入りできる。作ることもできる。そのコミュニティには独自の経済圏や商品(NFT)がユーザーファーストで存在する。

そんな新しい世界で注目されているのが、バーチャル空間(以下:メタバース)。コンピューター上に構築された世界。

現在までのメタバースは、アメーバピグや企業が作ったゲームの枠組みの中で存在している。
お金や時間を費やして遊ぶものというイメージが強い。
Web3.0では、ゲーム等の仮想空間で築いた資産をそのゲーム以外の場所でも使えるようになる。※資産をNFT化する必要がありそうだが、難しいのでパス

メタバースを「相互に接続された体験型の3D仮想世界で、空間的な制約を超えて人々とリアルタイムで交流し、デジタルと物理の世界にまたがる、ユーザー所有のインターネット経済を形成することができるもの

カリブ海の島国バルバドス(Barbados)は、メタバース(仮想空間)に大使館を設立することを計画していたり、ディズニーも独自のメタバースを構築することに意欲的。

◎web.3.0になったら、まちはどうなる?

・実際の土地の価値が下がる
バーチャルの中でお金が稼げるようになります。バーチャルで稼いだお金がリアルで使えるというイメージ。
そうなると、土地を活用してお金を稼ぐ人が減るのではないか。
土地を資産として活用したり、土地で生きていくための商売をするが減るというイメージ。

土地の価値が下がることによって良いこともあると思います。
例えばリアルな場で挑戦したい人が地下が下がることによってやりやすくなる。
さらに、収益を上げる為にキツキツに建物を立てるのではなく、居心地の良さを重視した空間を作りやすくなる。
ここら辺でしょうか。

マチに良い挑戦者が増えることでリアル空間で楽しいと思える場所が増え、私もマチで挑戦したい!と感じる人が出てくる
というサイクルが生まれたらいいな。

・新しい人をマチに呼べる
バーチャルでマチを知ってもらい、リアルな街に遊びに来てもらったり、
バーチャル上で売り買いしたお金をリアルなマチで使えたりと、新しい街との接点を作ることができるのではないでしょうか。
某街づくりゲームのように、ある街をバーチャルで理想型に作り、行政が実際の街づくりに反映させるなんていう動きもできそう。

◎忘れてはいけないと胸に刻んだ

調べていく中で、Web 3.0が当たり前になる前に、今の居心地の良さや人間味を言語化する必要があると感じた。
また、起こりうる弊害をあらかじめ想像しておくことで程よい距離感でバーチャルと向き合える

なぜなら、デジタル格差によっバーチャルについていけない自治体や人はどんどん孤立することやバーチャルの感覚で取り消し、やり直しができないリアル空間をどのように使うかを忘れてしまう危惧があると思うからだ。

木曜日に更新するラジオでは、バーチャルが先行した時の人と人との距離感なんかもお話ししたいと思います。

乞うご期待!

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