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「声に恋した話し」の巻き

だいぶ前のことだけど溶接機が壊れて、、修理に出した話し。
サービスセンターに電話したら、窓口のお姉さんがとても親切に対応してくれた。
文句言うつもりだったのに、やさしくされ、強気に文句を言うどころか、好きになってしまうっ・・・って、電話のやりとりです。

電話口のきれいな声の女性に、始めは代理店さんを通してないことに軽くゴネられるが、私の代理店さんは病気でお辞めになったので、どうしたら良いか困っていると伝えると、

「それはお困りですね」と、急に協力的な空気にグラっときた。

「とにかく、チェックに行くだけで出張費がかかるので、技術担当に症状を 伝えて、無駄に出張しないように検討して折り返しお電話します。」

「あ、、ハイ、よろしくお願いします、」
と言って、電話と工房名と名前を告げた。
融通聞きそうなこの雰囲気にすでに2グラ目。

しばらくして電話が鳴り、冷却水関係が怪しいと言う。
実は、それはすでに試しおり、その可能性は低いと告げると、

「そうですね、、、ではやはり見ないとダメなようなので、、」
と。
ああ~来た来た、見に来て診断だけでもお金取られるパターン!と思った矢先、

「ちょうど近くに営業マンが別の作業しているので、引き取りに行かせますが?」

え?出張費はない的な話?それは嬉しい、、と、3グラ。
では、私の住所とか地図ですが・・と言うと、食い気味に
「勝手にネットで調べさせて頂きまして、場所も把握しております。
あと1時間程度で、社の者が伺えると思いますがよろしいですか?」と。

わっ!よろしいも何も、来て来てワンワン!の気分でよろしく!と気取る。
完全に4グラ。

「ただ、伺う者は溶接機のことは解りませんので、補機類は外しておいていただけますか?本体だけで大丈夫ですから。」

「ハイ」(心では、は~い!と言った上、ハートも付いていたと思う) と言うと、

「お話から、基盤の可能性が高そうですが、当営業所に同型の基盤があるそうなので、受け取り次第早速チェックし、今週中には 修理見積もりをお返事できるようにいたします ネ。勿論、直される場合は急ぎと伝えますから ネ!
(もち「ネ」とは言ってないが、私には、そう聞こえていた)

その声に、はーい!と心で答えつつ「よろしくお願いします」と言った。
もう、5クラ。すでに恋だな、、、という訳。

まぁ、冷静に考えると、ただ単に仕事ができるヤツってだけの話で・・・
その後、その子、いや溶接機屋さんからの電話で、高額な見積もり金額を耳にして、現実に戻るのであった・・・

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