「すっきりしたような、しないような、」話し
だいぶ前の秋だったけど、電車内での出来事を思い出したので書きとめる。
帰りは満員電車。
その日は立っている私の前に、同じくらいの背の女性が居た。
疲れたな~と目線を少し下げると肩。
なにげに見えた肩のブラ紐が くるん とねじれている。
見せブラかもだし、見えてるのは ファッションかも、、、
でも、くるん となっている。
ん~、、 くるん は気になる。
しかし、この局面でのお知らせもありえない。
ジレンマと戦っていると、気が付けば周りは若い女性ばかり。
このご時世、嬉しいとか言ってられない。
やばいから両手で吊革につかまらねば!
でも つり革まで ちょっと遠いなぁ~などと思っていると、
急にちょっと先の若い女性が、彼女の横のこれまた若い女性に向かって、
「あなたの髪の毛が私の顔の前にあって邪魔なんで、気をつけてください!」
と、大声出した。
< イヤイヤ満員電車だから、お互い様っしょ! >
と、私は心の中で言ったやった。
が、 言われた女性は「ハイ」と折れ、満員の車内で少し奥へグイとずれた。
君は悪くないのになぁ~、、いや悪かったとしても言い方ってもんがあんだろ。
と思った直後、そのワガママ女は、
又違う目の前の若い女性が スマホしているのを見て、
「目の前に携帯がちらつくので気をつけてください!」
と訴えた。
どこまでワガママな!とカチンと来た私は
<満員電車は皆、我慢してんだ! >と心で怒鳴る
が、モチロンそんな恐いことは絶対口にしない。
と思った瞬間、 携帯を注意された女性が
「ス ミ マ セ ン」
と声を発した。あ、また折れたの?
「・・・でも、」
お!
「あなたの濡れてる傘も、私に当たって失礼なんですけど。気をつけてください」
と、とても、とても静かに切り返した。
素晴らしい!ナイスリターン!
静かに切り返すと恐さが倍増するなぁ~。
これには、さすがのワガママ女も黙った。
周りのみんな心で拍手したことだろう。
女性は頼りになるなぁ~スッキリしました!ありがとう!
あれ、、ホントにすっきりした?
なんか引っかかる。
それは、若い娘のとても恐い面も同時に感じたから?、、かな、、、
いや、恐くないです。ごめんなさい。
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