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飛行機との相性

出来れば遠くも自分の運転で車で行きたい私は、飛行機は数年に1度程度しか乗らないから、これはなかなかの確率だなって話し。

もう数年前だが、黒色の尾翼の某航空会社の飛行機に初めて搭乗した。
モノトーンのデザインがステキだったので前々から気にはなっていた。
シックな内装で、シート前には液晶画面も付いていて良い感じ!
「さて、音楽でも聴こうかなー」
と画面をポチっとしたが、全く画面は反応せず!
満席なのでシート変更も出来ず、終始スタート画面のまま羽田に着いた。
でも隣の席の方には、私が画面見たいのに見られないことをなぜか悟られたくなくて、
< 私はスケッチ描いてるから画面なんか見ないよ >
アピールで手元の照明を点けたりした。

その時、思い出した。
さらに昔、ヴァージンエアーに乗った時のこと、
液晶画面付きが珍しくて
「長旅に映画が見られるのは助かるー!」
と画面いじっていたら、外人のCAさんが来たことがあった。

「何でもない」手振りをすると、けげんな顔で奥に引っ込んだ。
その後も、ひっきりなしにチャンネル変えていたのだけど、すぐCAさんちゃう!
私が「何?」って顔してるのを見て、
「ボタン押したよね?」と英語で言っているようだったので、
「画面しか触ってない!」
と身ぶり手振りで伝えると、また不愉快そうに帰っていく。
初めはなぜ来るのか分からなかったけど、きっと液晶画面の不具合。
< 変な東洋人が金髪CAが珍しくてすぐ呼ぶんだよ!>
とキャビンでうわさされてもかなわないし、遠慮も手伝い私は見たくもない映画を最後まで見ることになった。

そしてさらにずっと昔、
クジラジャンボが就航すると聞き、飛行機(乗り物)好きとしては、ぜひ乗りたい!と無理やり就航したばかりのクジラジャンボを狙って予約し、法事に向かったこともあった。
まだ飛行機のペイントは珍しかった時なので、不謹慎にもワクワクして席に着いた。
「クジラジャンボ楽しんじゃおー!まず飛行機の説明でも読ーもおー!」
と、照明を点ける手元のスイッチを押したら、
隣のスーツのオジサンが、パッと明るくなった。
自分のボタンであるのを何度も確認して押しても、
パッ!とオジサンが明るくなった。

<コントかよ>と心でつぶやいて、照明点けるのあきらめた。

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