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愛さなくてもいいのでは

自分のこと、好きですか?
わたしは、嫌いです。

例えば、ほっそりしていない足首やホクロが多い肌が嫌です。

痩せれば足首が細くなるかもしれないし、レーザーでホクロを除去することだってできるのに、それをしようとしない自分も嫌です。

自分でルールを作って、自分で自分を苦しめているところも馬鹿だなあと思います。
変に生真面目なのに、勉強ができるかといったらそうでもないというのも、悲しいポイントです。

何もないところで転んだ後、何事もなかったかのように素知らぬ顔して歩くところも、恥ずかしいところです。

自分のことを好きになろうと、今まで頑張ってきました。
でも、好きになれませんでした。

そこで、思いました。無理に自分を愛さなくてもいいのではないかと。

人と比べて落ち込んだり、人を羨んだり、わたしの価値を決めるのに、他者を利用するのはおかしいと、爪を切っていた時に気付きました。

わたしは定期的に自己嫌悪になります。
けれど、自分のことが嫌いでも、生きていけます。

自分のことを100パーセント好きだと思える人は、一体どれくらいいるのでしょうか?
きっと全人口の5パーセントくらいだと、わたしは思います。

みんなそれぞれに自分の嫌いなところがあって、けれどそれとうまく折り合いをつけながら生きているのだなあと最近気付きました。

「ありのままの自分を愛する」と口で言うのは簡単だけれど、実際に愛することは難しいでしょう。

わたしがわたしのことを嫌いでも、そんなわたしを好いてくれる人がいるから、わたしは生きていけるのだと思います。

無理に自己肯定感を上げなくてもいいのです。
自分のことが嫌いでも、あなたを好きな人はきっといるから。

そんなことを思っていたら、ピンクの雲が泳いでいきました。

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