着ぐるみ用ネームプレートの作り方

2022/12/29更新:備考を追加

着ぐるみでおなじみのネームプレートの作り方をご紹介します。
コミッション承けて良い機会なので、メモ代わりに残しておきます。

TL;DR

・ラミネートしたいサイズよりワンサイズ大きいラミネーターを使う。
・穴を空ける部分の紙は切り取ること。
・辞書などで上下を挟んで冷却する。
・穴はポンチで空けてハトメパンチする
・安いラミネーターは高いラミネーターの代わりにならない。買えないならキンコーズ等で借りる。

デザインのしかた

A4サイズに収まる大きさぐらいがちょうどいいです。あまり小さいと写真に写ったときに文字が見えないし、大きすぎると邪魔です。

ネームプレートは動くとだいたいひっくり返るので両面デザインして表裏印刷しましょう。左右対称のキャラであれば、左右反転して文字だけ戻すのが楽です。

穴あけ部分に紙を残すとそこから剥がれたり水漏れしたりしてくるので、穴あけ箇所の周辺は、穴の直径 + 5mm以上は空けるようにします。

ラミネートした後の周囲も、5mm〜10mmぐらいで均等に残します。ギリギリまで切り詰めると剥がれてきたり、気泡が入ったり、水に濡れた時に染みたりします。

・後で穴を空ける箇所を計算したか?
・両面印刷したら同じ位置に来るか?
・模様やパーツが非対称なキャラで反転していないか?

あたりをチェックしましょう。試しに安いコピー用紙に同じサイズで印刷してみるのが良い方法です。

デザインがめんどくさいなら、上手い人に依頼したほうが綺麗にできます。そのまま印刷も頼めるなら頼んだ方が楽です。

(手前味噌ですが、私もイラストコミッション承けております。もし気になった方はTwitterでDMください)

テスト印刷

一度適当なコピー紙に印刷して、サイズを確認しておいた方がいいです。
実際に印刷してみると、思ったよりでかかったり、小さかったりします。

ラミネート用の紙について

適当な厚口の両面印刷対応マット紙でいいと思います。光沢紙は表面が溶ける場合があるらしいですが、試してません。

切り抜き

本番用紙に印刷したら紙を切り抜きます。何度も書きますが、上の穴あけ部分の紙も切り取っておきましょう。

1回だと失敗するときがあるので、何枚か印刷しておいた方がいいです。

ラミネート

ラミネート用紙に挟んでラミネートします。

安いラミネーターはそれなり

マルチローラーの高い機種の仕上がりには、安いラミネーターではどう頑張ってもなりません。歪みもスジも入れずに完璧にキレイに仕上げたい方は、Amazonで5000円以下の安い機種を買わず、店で良いラミネーターを借りた方がいいです。

安いラミネーターだと接着が甘かったり、反ったり、気泡が入りやすかったり、変なスジが入っちゃったりするケースもあったりなかったり。多少試行錯誤が必要になるかと思います。

備考

まとめ

画像を含めた作り方は制作本にありますのでぜひ。
気が向いたらこちらの記事も画像入りで書き直そうと思います。

キャラクターの創作費に使わせていただきます。