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「中国は仮想通貨を認めないから中国産BCはダメだ!」という話が正しくない理由「BSN」

中国産ブロックチェーンに関してよく聞く話に、
「デジタル人民元を作ろうとしている中国が仮想通貨を認めるわけがないから中国産ブロックチェーンはいずれ潰される」
という感じのものがあります。

確かに中国からすると、デジタル人民元のライバルになってしまう可能性のある仮想通貨(もしかすると他の電子マネーも)は邪魔かもしれませんね。
実際、私的にもその可能性はあると思っていて、余計なブロックチェーンが潰される未来は起こりうると思っています。

ただ、現時点としての中国の方針は、以前から習近平主席が言っているように「ブロックチェーンに注力していく」という方向性です。
その結果として生まれたのが、

「BSN」

です。

https://bsnbase.io/g/main/index

中国が国家として行っているプロジェクトで、EthereumやEOS等のブロックチェーンを繋ぎ、ブロックチェーンインフラを作る事を目的としています。

このあたりの記事が分かりやすいですかね。
これを見たら分かるように、中国は仮想通貨を潰すのではなく、国内のブロックチェーンを上手くまとめて上手く使う方向性を既に打ち出していて、もう動き出しています。

将来的にはどうなるかまったく分かりませんが、現時点ではデジタル人民元の邪魔になるから潰す的な話になっていない、というのが正しいかと。

ちなみに、IOSTに関してですが、IOSTのエンタープライズ版のAiou Technologyが参加しているらしいので、関係ない事もないらしいです。
それにどこまでの意味があるのかは分かりませんが。


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